９回から５番手で登板した京本真（カメラ・岡野　将大）

◆イースタン・リーグ　西武３ー５巨人（１８日・カーミニーク） 　巨人の京本真投手が１８日、イースタン・西武戦（カーミニーク）に５番手で登板。１３日に２軍降格後、初の連投で１回を１安打無失点に抑え、２セーブ目を挙げた。 　２点リードの９回から登板。先頭に安打を許すも、後続を二ゴロ併殺、空振り三振に斬って試合を締めた。「ゲッツーで３人で抑えられたのはよかったが、大事な場面で先頭を出さないというのをこれからもしっかりやっていかないと」と反省しつつ、「連投で緊迫した場面で投げられるのもあって、いい緊張感の中で投げられた」と充実した表情を見せた。 　大きな収穫があった。この日、捕手の喜多と話し合い、本格的に中継ぎに転向後、投じる割合が減っていたカーブを３球投げた。「カーブは得意なので。どこかでしっかり投げたいという気持ちでずっと練習していた」と、２死で迎えた１番・モンテルに対しては初球から２つ続けて追い込み、最後は外角低め１４９キロで空振り三振。喜多からは試合後「カーブが良かったね」と伝えられたといい、緩急差を生かしてさらに配球の幅が広がる可能性を示した。 　今春のキャンプで支配下登録され、今月１日には１軍で初登板。１軍打者との対戦の中で、逆球や高めに入った投球が全て長打になる怖さを学んだ。「先頭をしっかりとること、無駄な四球を出さないで３球で追い込むというのを最近ずっと意識してやっている」。日々進化を続け、再び１軍の舞台に立つ。