バレーボール日本女子、東京五輪銅のセルビアに3―0ストレート勝ち 前日にパリ五輪出場決定
◆バレーボール ▽ネーションズリーグ女子福岡大会 日本 3(25―22、25―18、25―15)0 セルビア(15日、北九州市西日本総合展示場) ホームでの1次リーグ第3週で、パリ五輪の出場権を確定させた日本は、21年東京五輪銅メダルのセルビアを3―0で退け、8勝目(3敗)を挙げた。 第1セット(S)はきっ抗した展開に。0―1から石川真佑のスパイクが決まると、古賀紗理那の強烈なバックアタックで連続得点とした。その後は3連続で失点するも、林琴奈のスパイク、荒木彩花のブロックなどで3連続得点。その後は互いに譲らぬまま、16―14から古賀、石川がスパイクを決めるも、相手も追い上げ、22―21に。し烈な点の取り合いとなったが、最後は山田二千華が決め、25―22と先取した。 第2Sは序盤から古賀、林が連続で決め4―2とリード。石川がスパイクをたたき込むと、続けて、サービスエースを決めた。その後は林のサービスエース、山田のスパイクが立て続けに決まり、14―6と一気にリードを広げた。そこからセルビアも反撃し、再び点の取り合いに。19―16と追い上げられたが、石川の連続得点で21―16に。終盤は宮部藍梨、林がスパイクを決め24―17に。最後は宮部が押し込み、2S連取とした。 第3Sは序盤から4連続得点などで7―3と勢いに乗った。その後も古賀がブロックに成功すると、小石川、岩崎こよみがスパイクを決め13―6と突き放した。ホームの声援も味方に流れに乗った日本は、石川が強気のスパイクを打ち続け、18―10に。セルビアが2回目のタイムアウトを取ったが、日本ペースは変わらず、相手に連続得点を与えることなく、25―15で東京五輪銅メダルの強豪国をストレートで下した。 日本は「勝てば五輪確定」とされた13日のカナダ戦に2―3で敗れたが、国際バレーボール連盟(FIVB)は再計算し、14日に一転して日本の6大会連続14度目の五輪出場確定を発表した。試合がなかった同日は、日本選手は試合会場隣接のコートで非公開練習。静かにパリへの扉が開かれた。 16日は東京五輪金メダルの強豪・米国戦。12年ロンドン五輪銅以来のメダルの期待がかかるパリ五輪前では、国内最後の試合となる。日本は既に、開催国のタイと上位7チームによる決勝トーナメント(20日~23日、タイ)への進出を決めている。 ◇福岡大会の日本の試合日程(12~15日は午後7時20分開始、16日は午後6時45分開始) ▽12日 3○0韓国 ▽13日 2●3カナダ ▽15日 3○0セルビア ▽16日 米国
報知新聞社