「豊川市」「木津川市」「滑川市」で市名となる川がないのはどこなのか 約半数の人が知っていた
飲料水や農業用水など、われわれの生活と密接な関係を持ってる川の存在。市町村名の由来になっていることも…。それでは、「豊川市」「木津川市」「滑川市」の中で、市名となっている川がない市はどこでしょうか。 ◆【写真2枚】日本の川の長さランキングを見る 今回アンケートを取ったところ、全体の47%が知っているという事実が分かりました。 記事後半では、該当する都道府県の経済面について紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
3つの市の中で「市名となっている川がない市」はどこなのか
LIMO編集部が全国の10歳代~60歳代の男女100名を対象に、「『豊川市』『木津川市』『滑川市』の中で、市名となっている川がないのはどこの市でしょうか」というアンケートを取ったところ、全体の47%が滑川市と回答。 次に多かったのが31%の豊川市、22%の木津川市という順番になりました。 回答が1番多かった滑川市は富山県。豊川市は愛知県、木津川市は京都府にあります。この中で人口が1番多いのは、豊川市の17万7577人(2024年8月末時点)でした。
滑川市に「滑川」はないのか
3つの市の中で、市名となっている川がないのは滑川市でした。 滑川市のホームページ「河川・水路」によると、早月川、平塚川、郷川、中川、沖田川、上市川、田中川は記載されているのですが、滑川はないのです。筆者が滑川市役所に確認したところ、「そういった名前の川はないと思います」との回答がありました。 気になる地名の由来については、海水が波となり川に入ってくる様子から「波入川」と呼ばれていたものが、滑川になった説や、鎌倉の中心部を流れる滑川が由来とする説があるそう。 ●豊川と木津川は存在した 選択肢にあった豊川市の豊川は、標高1152メートルの愛知県北設楽郡設楽町の段戸山に源を発しており、豊川市で豊川放水路を分派し、豊橋市内を流れています。幹川流路延長は77キロメートル、流域内人口は約59万人となっています。 木津川は淀川の支川で、源は奈良県の県境を南北に走る布引山脈に発しています。幹川流路延長は99キロメートルで、流域内人口は約1100万人(淀川水系全体)。 ちなみに日本で1番長い川は、信濃川で367キロメートル。次に利根川の322キロメートル、石狩川の268キロメートルとなっています。