米大統領選「家族でも話はタブー」アメリカ出身の鹿児島県在住者が語る母国の分断
南日本放送
鹿児島に暮らすアメリカ出身者は、大統領選をめぐり母国の分断が大きくなっていると感じています。 【写真を見る】米大統領選「家族でも話はタブー」アメリカ出身の鹿児島県在住者が語る母国の分断 (フロリダ州出身 テッド・ミラーさん)「どっちも応援しなかった。見ているが参加したいとは思わない」 鹿児島市で英会話スクールを開いているテッド・ミラーさん(58)です。 アメリカ・フロリダ州出身で、駐日アメリカ軍として18歳の時に来日して今年で40年。妻と息子の家族3人で鹿児島に暮らしています。 大統領選に参加したいと思えない理由は、この40年の間で感じたアメリカのある変化にあります。 (フロリダ州出身 テッド・ミラーさん)「民主党と共和党、昔に比べて違う激しい、けんかになったりとか」 国民の分断が進む状況から、母国にいる弟や妹とも大統領選について話せないといいます。 (フロリダ州出身 テッド・ミラーさん)「タブーです、家族でも今タブー。教育だと思うが、お互い自分が正しいと思って譲らないから。友情関係が壊れるとか家族が離れていくというのは聞く話。残念、素直に話せない」 求めるのは、「分断」ではなく国を団結させ、国民のために政治をする大統領です。 (フロリダ州出身 テッド・ミラーさん)「団結がない日本に比べて、経済が少しトランプ大統領になったら良くなのではないかと思うが、そんなに激しくはかわらない。市民を見てほしい、まず国民を大事にしてほしい」 テッドさんは鹿児島で、母国の行く末を案じています。
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