解任の前米下院議長、引退表明 マッカーシー氏、年末に
【ワシントン共同】米共和党のマッカーシー前下院議長(58)が6日、年末で議員を辞職すると表明した。ウォールストリート・ジャーナル紙への寄稿で明らかにした。引退して次世代のリーダー育成などに取り組むとしている。予算を巡る党内強硬派との対立で、10月に米史上初めて議長を解任されていた。 マッカーシー氏は寄稿で、下院議長としての実績を誇示し「困難や犠牲があろうとも正しいことをした」と強調した。その上で「新たな方法で米国に奉仕する」と述べ、若いリーダーや起業家を支援するとした。 マッカーシー氏は今年1月に下院議長に選出された際も造反が相次ぎ、15回目の投票で決着した。