韓国警察が家宅捜索 大統領室の敷地内に=合同参謀本部の資料確保へ
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が非常戒厳を宣言したことめぐり、警察は12日、大統領室の敷地内に入り、追加の関連資料確保に乗り出した。 警察国家捜査本部の非常戒厳特別捜査団はこの日午後2時ごろ、大統領室に捜査官を派遣した。軍合同参謀本部側が任意提出する資料を確保する予定。合同参謀本部の庁舎は大統領室の敷地内にある。 裁判所が発行した家宅捜索令状を執行するものだが、事務室に入り押収する方式の代わりに、合同参謀本部側から任意提出を受ける形で確保する。軍事上の機密施設の場合、出入りに許可が必要となる。 同捜査団は前日に大統領室の閣議室、合同参謀本部庁舎地下の統制指揮室など4か所を対象に家宅捜索を行おうとしたが、大統領警護処が公務・軍事上の秘密などを理由に、出入りを拒否した。その後、大統領室側は資料の一部を提出したが、国家捜査本部の関係者は「極めて一部に限られている」と遺憾を表明した。
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