中日・松木平が“裏・エースナンバー”「29」で飛躍誓う 愛知県・中警察署の一日警察署長に就任
中日の松木平優太投手が(21)が18日、愛知県・中警察署の一日警察署長に就任し、特殊詐欺犯罪防止を呼びかけた。今年7月に育成から支配下登録され、後半戦は先発ローテ入り。背番号が「69」から「29」に変更される来季は、偉大な先輩たちの番号に恥じない活躍を誓った。 「29を付けた人は、ほとんどタイトルを獲られている。僕もタイトルを獲って、29番に恥じないようにしたいと思います」 中日の“エースナンバー”といえば、杉下茂、権藤博、星野仙一、小松辰雄らそうそうたるレジェンドが背負った「20」。ただ、「29」も多くの好右腕が付けてきた“裏・エースナンバー”だ。 02年から最長20年間「29」を背負った山井大介(現投手コーチ)は14年の最多勝投手。13年にはノーヒットノーランを達成した。73年から17年間付けた鈴木孝政は75年から3年連続セーブ王、76年は最優秀防御率も獲得した。90年からは元監督の与田剛が背負い、その年のセーブ王、新人王に輝いている。 「山井さんが一番に思い浮かぶ。来年から1軍投手コーチになるので、僕も1軍の舞台でお世話になりたい。山井さんの積み上げてきた成績を超えたいなと思っています」 今季1軍では8試合で2勝4敗、防御率3・70ながら、ウエスタン・リーグでは10勝、勝率・769で最多勝、勝率1位のタイトルを獲得。伸びしろ十分の若き右腕が、伝統の番号で飛躍を期す。