通算243セーブの鉄腕に学ぶ ソフトバンク津森宥紀が同郷の先輩に弟子入り「タフさが一番大事」
ソフトバンクの津森宥紀投手(26)が今オフ、ロッテ・益田直也投手(35)のもとで自主トレを行う。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 2日に福岡県飯塚市であった選手会ゴルフに参加した津森は、通算747試合に登板して243セーブを挙げる鉄腕への〝弟子入り〟を決めた理由について「タフさとか、どういう練習をしていたら700試合投げられるのか学びたい」と話した。 5年目の今季は48試合に登板。5勝2敗17ホールド、防御率2.13と安定した成績を残したが、3年連続の50試合登板には届かなかった。「50(試合)が全てじゃないけど、いかなかったのは悔しい」。その成績以上に悔やんでいる結果があった。 8月28日のオリックス戦(長崎)。1点リードの7回、2死満塁の場面で先発大関友久からマウンドを譲り受けるも、3者連続押し出し四死球で逆転を許した。翌29日に今季初の出場選手登録抹消となり、2軍での再調整を言い渡された。 「球は生き生きしてたけど、ストライクが入らなかった。今年、一番悔しかった」 これまでは森唯斗(現DeNA)や又吉克樹などチームメートと一緒に自主トレを行ってきたが、今オフは同郷の先輩の門をたたく。益田は同じ和歌山県出身。これまでは「球場で話すくらいだった」というが「シーズン中から話していて、いろいろ似ているものがあるかなと。これまで身近な人ばかりだったから、違うところでやってみたかった」。夏頃に直談判すると、快く引き受けてくれたという。経験豊富な鉄腕は、津森が「悔しかった試合」と話したような厳しい場面も幾度となく乗り越えてきた実績がある。 「タフさが一番大事。気持ちの面でも聞きたい」。自らの課題に向き合う今オフ。通算250セーブが目前のベテランの強さを吸収し、来季のフル回転につなげる。(大橋昂平) 【#OTTOホークス情報】
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