年始CMの1場面（提供=KDDI）

　生成AI(人工知能)でアニメーションにリメイクしたCMを放映―。KDDIは2024年に10年目を迎えるCMシリーズ「三太郎」を記念し、地上波テレビでそんなコンテンツを24年1月1日からの年始限定で公開する。 　三太郎は、多彩で魅力的なキャストが共演する「au」のCMシリーズ。過去の三太郎CM約160本から厳選したシーンについて、生成AIがアニメに仕上げた年始限定CMを流す。これまでもさまざまな表現にチャレンジしてきた三太郎CMだが、生成AIによる新たな表現を提案する。 　3日までの年始限定CMは、公式ユーチューブチャンネルで4日以降も公開する予定という。 　また、生成AIで自分だけの三太郎MV(ミュージックビデオ)を作る特設サイトも公開。サイトで24年にやりたいことやニックネームを入力し、歌ってほしいAIボイスを選ぶと、生成AIが入力内容に応じてオリジナル歌詞を生成。やりたいことを歌うオリジナルムービーが完成する。 　三太郎シリーズを代表作とするauは、CM総合研究所が発表した23年度で最もCM好感度が高かったブランド「BRAND OF THE YEAR」に選出された。15年度から9年連続の受賞となり、幅広い世代に話題を振りまく同社のブランド戦略から今後とも目が離せない。