ナビコムアビエーション、イリジウム衛星利用の航空機地球局免許取得 ピーチがA321LRで利用
電気通信事業者のナビコムアビエーション(千代田区)は、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)がイリジウムネクスト衛星を使用した通信を行うため、航空機地球局免許を取得した。国内の航空会社が運航する機材では初めて、管制とのテキスト通信「CPDLC」などにイリジウムネクスト衛星を使用するためで、イリジウム社のサービスプロバイダーであるナビコムが取得した。 【写真】ピーチの関西-シンガポール線初便の機内 ナビコムによると、ピーチがエアバスA321LRで関西-シンガポール線を2024年12月4日を開設するのに合わせて取得。ピーチはA321LRを3機運航しており、同数の免許を取得したという。 監督する総務省によると、2021年3月の制度改正により周波数1.6GHz帯(L帯)を用いた非静止衛星システム(イリジウムシステム)の航空機地球局への導入が可能となって以降、初の免許申請だったという。
Tadayuki YOSHIKAWA