大谷翔平、古巣凱旋第2戦「1番・DH」出場 12敗右腕と初対決 試合前には術後最多ブルペン15球 「ヤーッ!」と気合の1球も
「エンゼルス―ドジャース」(4日、アナハイム) ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で、出場することが発表された。前日に続き、昨季まで6年間プレーした古巣エンゼルスタジアムで開催される公式戦に臨む。 凱旋初戦だった前日は初回の打席で両軍ファンで埋まったスタンドから大歓声と拍手で迎えられ、一部のファンからMVPコールも起こった。1点を追う三回には右翼線へ適時三塁打。99打点とし、3年ぶり2度目の大台に王手をかけた。続くベッツの適時打勝ち越しホームを踏んだ。延長十回1死二塁の打席では申告敬遠を受け、快音を期待したファンは大ブーイング。ベッツの3ランにつなげた。 ここまで137試合に出場し、ナ・リーグ6位の打率・292、同1位の44本塁打、同2位の99打点&46盗塁、同1位のOPS・995をマーク。年間ペースは51本塁打、53盗塁としており、前人未踏の「50-50」の偉業を射程圏内にとらえている。 エンゼルスの先発は右腕のキャニング。開幕からローテーションを守り続け、27試合に登板しているが、4勝12敗、防御率5・19と精彩を欠いている。大谷は公式戦初顔合わせだが、3月24日のオープン戦で2打席に立ち、左飛と空振り三振だった。 大谷は試合前のフィールドでキャッチボールを行い、直球、ツーシームの直球系だけでなく、カーブ、スプリットの変化球を投げた後、ブルペン入り。捕手を座らせた状態で直球にツーシームを織り交ぜ、術後最多の15球を投げた。投球中に「ヤーッ!」と声を上げるなど、熱のこもった投球練習を披露した。 ▽エンゼルスのラインアップ 1番・左翼 ウォード 打率・240 20本塁打 62打点 OPS・731 2番・遊撃 ネト 打率・252 20本塁打 66打点 OPS・765 3番・一塁 シャヌエル 打率・246 12本塁打 43打点 OPS・702 4番・三塁 レンドン 打率・224 0本塁打 11打点 OPS・590 5番・中堅 モニアック 打率・230 12本塁打 44打点 OPS・666 6番・捕手 オハピー 打率・242 18本塁打 51打点 OPS・709 7番・二塁 ドルーリー 打率・161 3本塁打 13打点 OPS・463 8番・右翼 アデル 打率・209 20本塁打 61打点 OPS・689 9番・DH カバダス 打率・079 1本塁打 3打点 OPS・304 投手 キャニング 4勝12敗 防御率5・19 ▽ドジャースのラインアップ 1番・DH 大谷 打率・292 44本塁打 99打点 OPS・994 2番・右翼 ベッツ 打率・302 15本塁打 62点 OPS・893 3番・一塁 フリーマン 打率・289 21本塁打 83打点 OPS・882 4番・左翼 T・ヘルナンデス 打率・267 28本塁打 87打点 OPS・822 5番・二塁 ラックス 打率・253 10本塁打 45打点 OPS・714 6番・中堅 エドマン 打率・264 0本塁打 5打点 OPS・594 7番・三塁 マンシー 打率・229 11本塁打 35打点 OPS・819 8番・遊撃 ロハス 打率・288 4本塁打 32打点 OPS・739 9番・捕手 バーンズ 打率・266 1本塁打 11打点 OPS・651 投手 ミラー 2勝3敗 防御率7・25