Android Wearで生活はどう変わるのか
Android Wearのこれからの未来
すでに様々なAndroid Wear用のアプリが出ていますが、まだまだ数は少ないのが現状です。しかしそんな中でもAndroid Wearならではのアプリも多く出始めました。 fitbitが提供しているような健康管理をするもの、スマホのリモコン代わりとして音楽再生などを操作するもの。スマホと連携をして道案内をしてくれるもの。スマホが一定距離以上離れたらアラートを鳴らしてスマホを忘れてることを教えてくれるもの。スマホの充電切れを教えてくれるもの。どれも小さな画面上で必要十分な情報量しかなくそれで必要十分であるため、かつスマホを片手に持たなくて済みますし、非常にAndroid Wearの特性を活かしていると思います。 また電子決済の「PayPal」がAndroid Wearに対応するというニュースもありました。財布がなくてもAndroid WearがあればPayPal Here利用店での決済が可能になるというのです。まさしく“手ぶら”で決済が可能となります。セキュリティ的な問題もありますが、その内NFCにも対応しおサイフケータイが使えるようになる日も近いでしょう。 Android Wearによって身近な情報源ができるため、スマホをポケットにしまわずカバンに入れる代わりに液晶の大きい端末を持ち歩くようになる、などスマホに対しての考え方が変化することも考えられます。そういった意味で今まで以上にライフスタイルの一部としてAndroidが浸透し、利便性を上げてくれるものになることは間違いありません。 まだまだAndroid Wearはデザインのバリエーションが少なく残念ながら進んで付けたいと思うような端末ではありません。腕時計というものはそもそも時間を知らせる情報端末であると同時にファッションアイテムでもあるので、スマホのように機能性だけで選ばるのは難しいでしょう。ましてやスマホの普及で腕時計をそもそも付けなくなった人にどれだけAndroid Wearが訴求できるか、既存のもののリプレイスではなく新たな端末の浸透も同時にしなくてはならないという部分には大きな課題が残ります。 しかしウェアラブル端末としてGoogle Glassのように派手な見た目ではなく自然な形でライフスタイルを塗り替える端末が出たというのは、この業界において大きな一歩であることは間違いありません。今後AppleもiWatchを出すというウワサが常に出ていますし、Android Wearも各社が参入してくることでしょう。最終的には腕時計型で無いものも出てくるでしょうし、ここから新たな発想が生まれてくるのかもしれません。 たかが腕時計として考えず、そこに新たな時代の可能性を考えさせられる端末でした。2014年後半これからの盛り上がりがまだまだ楽しみです。