松井繁が当地周年7V/ボートレース津・ツッキー王座決定戦
ボートレース津のGI「開設72周年記念 ツッキー王座決定戦」は11日、最終日が行われた。Wドリームで進められた今シリーズだが、初日ドリームを勝った毒島誠をはじめ、途中帰郷が多発。羽野直也、吉川元浩など7選手が津を後にした。2日目のドリームを制した井口佳典も準優で力尽き、シリーズリーダーの座は不透明な状況で終盤戦へ。 【結果】 津12R 優勝戦 / 開設72周年記念 ツッキー王座決定戦 3日目まで得点率トップを守っていたのは宮地元輝だったが、最終的には松井繁が逆転。しのぐレースが多かったが、4日目に連勝を決め情勢をひっくり返したあたりはさすがだった。 そして松井に続く2位通過を決めたのは地元の松尾充。ヤングダービーでは優出2着の実績もある選手だが、シニアのGI戦では初の予選突破に成功。準優もゼロ台スタートの度胸ある踏み込みで突破。 優出した6選手のうち、来年のクラシック出場権を持っていたのは上條暢嵩ただひとりだった。ここで思いが交錯した優勝戦となったが、やはり松井は強かった。当地周年7Vは、松尾泰宏さんが41年前に打ち立てた同一レース場周年優勝記録に並ぶ快挙。来年以降、単独記録を目指すこととなった。 松井はクラシックの出場権も手にし、賞金ランクも戦前の16位から13位へ浮上。4年ぶりとなる年末決戦、グランプリへまた一歩前進した。
優勝者コメント・松井繫
「津で7回も周年を勝つなんてついている。出来過ぎです。今節は前検から良かったし、乗ったことのない形のペラだったが大きな調整をせず最後まで進めた。いつも通り、ベストの調整を心がけて行きましたよ。クラシックの出場権が手に入った?まだそんなことは意識していなかった。賞金も13位に上がったとはいえ、それも(賞金レースが)終わったわけじゃないからね」。
マクール