【NFL】NFLオーナー陣の承認を受けてトム・ブレイディがレイダースの少数株主に
「レイダースの豊かな伝統を尊重しつつ、ファンへのサービスを改善できるあらゆる機会を見つけ出し、何よりもフットボールの試合で勝利するために、できる限り組織に貢献していきたいと考えている」
同じく少数株主となったプロフットボール殿堂入りの元ディフェンシブエンド(DE)リチャード・シーモアは、ブレイディと同時期にニューイングランド・ペイトリオッツでプレーし、その後レイダースにも所属していた。
今回の投票により、ブレイディがオーナーシップに参加するための長期にわたる一連の出来事は幕を閉じた。ブレイディがレイダースの少数株主を目指していることが初めて報じられたのは、2023年5月のことだった。
ブレイディのレイダース株式購入が遅延した要因には、彼に売却される株式の評価や、『FOX Sports(フォックス・スポーツ)』の解説者としての立場に関連する問題が挙げられる。
8月にNFLはブレイディがレイダースと関わる可能性があるため、解説者としての活動に制約を設けた。
ブレイディは対人およびオンラインでの放送制作会議に出席することができず、チーム施設への出入りと選手やコーチとの接触も禁止される可能性がある。ただし、これらの制限はFOXのスタッフには適用されない。
ブレイディはまた、リーグの規約および細則に従い、公の場で審判や他チームを批判することは禁じられているが、レイダースの試合を放送することは許可されている。
グッデルは「メディア側について言えば、トムは解説者としての活動に関する問題について、委員会からの指摘に自発的に従っている」と述べた。
「それらの問題はすべて解決済みだ。明確なルールに従っており、全員が満足している。おそらくここ6カ月までは、それほど大きな問題でもなかったはずだ」
2022年シーズンをもってNFLから引退したブレイディは、実況アナウンサーのケビン・バークハートとともにFOXでトップのNFL放送チームの一員として活動している。ブレイディは2022年にフォックス・スポーツと10年契約を結んだが、実際に試合を解説するのは今年が初めてのシーズンとなる。