山崎紘菜、村上淳に「5時間くらい怒っていて…(笑)」ブランデッドムービーでタクシー運転手に初挑戦
「BRANDED SHORTS 2024」授賞式が6月12日に都内で開催され、「BASE FOOD」初となるショートムービー「父を、乗せて。」で主演を務めた山崎紘菜、常盤司郎監督らが舞台あいさつに登壇した。 【写真】ノースリーブ&美脚あらわなミニスカートで登壇した山崎紘菜 ■普段の映画作りの気持ちと変わらない熱量と気持ち 授賞式の中で、「BASE FOOD」初となるショートムービー「父を、乗せて。」が初公開。同作品は、父の実家がある過疎地で、タクシードライバーとして働くあかね(山崎)と父親(村上淳)の物語。あかねは初めて仕事のやりがいを見つけ、そこが自分の居場所になっていたが、父は心配のあまり怒ってしまい、互いの気持ちはすれ違ったまま。ある日、父が突然帰省し、娘のタクシーに乗車する。戸惑う娘、昔と変わらず不機嫌な父…二人を乗せて走るタクシーが、辿りつく場所とは――というストーリー。 山崎は「ブランデッドムービーっていうことですけど、もう本当に一つの映画を作る気持ち、普段の映画作りの気持ちと変わらない熱量と気持ちを持って取り組むという話は、(監督と)クランクイン前にさせていただきました」と、撮影前の心境を明かす。 また、「タクシー運転手の役柄も初めて演じさせていただいたので、やっぱり運転しながらお芝居をするっていう経験が初めてだったので、そこはすごく難しかったですし、自分にとって挑戦でした」と撮影を振り返った。 ■この作品を父と母にプレゼントしたい さらに「普段タクシーに乗る時に、運転手さんってこういう思いなのかなとか、自分の中で新しい視点というか価値観がこの役として生まれたなと思います。普段何気なく乗っているタクシーの中で、運転手さんってどういう動きをされているのかなとか、どういうところに気を配られてるのかなっていうところは、ちょっと観察したりとかはしてました」と、普段の生活の中で役作りに励んでいたとコメントすると、常盤監督から「本当にやっていたのか」とちゃちゃを入れられ「してましたよ。ちゃんとやってますよ!(笑)」と言い返す一幕も。 ほか、常盤監督から「(撮影中)5時間くらい怒ってたんですよ」という“暴露”も。山崎は「お父さんに思いをぶつけるシーンがあったんですけど、あれが一連でずっと撮影させていただいたんですが、カメラが車の中に入れなかったりするので、何回も一連でずっと撮って、またスタート位置に戻って…っていうことを繰り返していたんです。(通算)5時間、お父さんに怒っていて…(笑)」と、タクシーを運転しながら父親に怒りをぶつけるシーンを回顧。 「これクランクインの、最初のシーンでしたよね? なので、結構ハードな撮影でした。村上さんと力を合わせて。でも、合間は村上さんの愛犬の話で盛り上がってました」と撮影の裏話を披露した。 最後に、山崎は「この作品を拝見した後に、父と母にすごく見せたいなと思って。この作品を父と母にプレゼントしたいなと思いますし、私が演じさせていただいたあかねちゃんみたいに一生懸命頑張っている方、そして大切な人にプレゼントしたいなと思います」と作品への思いを口にしていた。