トヨタ『ヤリス』、「GR SPORT」のスポーツ度がアップ…2025年型を欧州発表
トヨタ自動車は、コンパクトカー『ヤリス』の2025年モデルを欧州で発表した。今回の改良では、「GR SPORT」グレードの強化や新色の追加など、デザイン面での魅力向上に重点が置かれている。 トヨタ ヤリス GR SPORT
GR SPORTグレードは、トヨタの モータースポーツ部門のTOYOTA GAZOO Racingの精神を反映させた外装・内装デザインに変更された。専用色のストームグレーが新たに追加され、モノトーンとバイトーンの2種類が用意される。また、18インチのマット仕上げアルミホイールも新デザインとなり、よりスポーティな印象を強調している。
内装では、レッドステッチとガンメタルグレーのアクセントが特徴的だ。さらに、ヘッドレストにはGR SPORTロゴが刻印され、洗練された雰囲気を醸し出している。
全グレードに新色のフォレストグリーンが追加された。モノトーンに加え、ブラックルーフとのコントラストが際立つバイトーンも選択可能だ。これらの新色は、ヤリスの俊敏なハンドリングと反応の良いシャシーを表現するデザインと調和している。
パワートレインは、従来通り「ハイブリッド115」と「ハイブリッド130」の2種類が用意される。ハイブリッド115は、クラストップレベルの環境性能を誇る一方、ハイブリッド130はより力強い加速と楽しい走りを提供する。この「デュアルハイブリッド」アプローチにより、多様な顧客ニーズに対応している。
安全面では、最新世代のトヨタセーフティセンスを含むToyota T-Mateシステムを採用。運転支援機能が強化され、より安全で運転しやすい車両となっている。
また、デジタルユーザーエクスペリエンスも向上。カスタマイズ可能なドライバーインストルメントディスプレイや、最大10.5インチの大型ディスプレイを備えたマルチメディアシステムが搭載されている。
2025年型ヤリスは2025年に発売予定で、生産開始は2025年2月を予定している。欧州市場において競争の激しいBセグメントで、トヨタは効率性と安全性でクラスをリードする姿勢を維持しつつ、デザインと走りの魅力を高めた新モデルで顧客の期待に応えていく。
レスポンス 森脇稔