ナムグン・ミンの“愛の言葉”に胸キュン必至! ロマンティックな名セリフに彩られた『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』
大国の侵略を受けて、国中が混乱に陥った17世紀前半の朝鮮を舞台に繰り広げられる歴史ロマンス大作『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』。過酷な運命に翻弄される男女の究極の愛を描いた本作は、波乱に満ちたスケールの大きな物語と共に、主人公ジャンヒョンが愛するギルチェに対してかけるロマンチックなセリフの数々が評判となった。今回は、話題になった本作の言葉を通して、ジャンヒョンの深い想いに迫ってみたい。 【写真】一途な姿に心打たれる! 謎の男ジャンヒョンがはまり役となったナムグン・ミン ■ロマンチストで一途な愛を見せるジャンヒョン 1636年、圧倒的な武力で朝鮮を襲った清(後金)の兵士たちは、抵抗する者は容赦なく殺し、逃げ惑う人々を次々に捕えて捕虜としながら、両班の娘ギルチェが住む片田舎の村にまで攻め込む。雪山へと逃げ込んだギルチェたちの危機を救ったのは、少し前に村に現れた謎の男ジャンヒョンだった。その後、戦場から負傷兵を抱えて戻ったジャンヒョンはギルチェとの再会を秘かに喜ぶ。変わらず気丈なギルチェが安らかな眠りについたのを見届け、夜空に浮かぶ月を見上げて「そなたと共にいる時はなぜか月が明るい。月夜にはそなたが思い浮かびそうだ」と呟く彼の万感の思いに胸が熱くなる。 明るい光を放ち輝く月は、それからも彼らの愛を照らし出す。再会も束の間、世子付きの内官に請われて、ジャンヒョンは敵陣への潜入を承諾。だが、その任務をギルチェに知らせることはできず、彼女からは「自分たちを見捨てて逃げるなんて、どうせ私には関心がないのだろう」と責められる。怒って去ろうとするギルチェの腕を取って「この月明かりに誓おう。そなたがどこにいようと、必ずやそなたに会いに行く」と満月の下で誓うジャンヒョン。真剣な眼差しで口にする、彼の言葉に誰もがときめくはず。 ■ギルチェをひたむきに想う切なくもどかしい愛 間もなく、清に対して王が臣下の礼を取って戦争は集結。ようやく平和が訪れるが、ジャンヒョンはギルチェが今も初恋の相手ヨンジュンに未練を抱いているのを知って、瀋陽に人質として赴く世子に同行することを決める。ジャンヒョンが再び去ると聞き、心乱されたギルチェは出立準備中の彼に会いに行く。それでも素直になれずに憎まれ口をたたくギルチェを前に、真顔になったジャンヒョンは彼女の手を自分の胸に当て、心臓の鼓動を聞かせると「私もさっぱりわからない。なぜ、そなたを見るとこうも胸が高鳴るのか」と一言。自問するかのような愛の告白が刺さる! この告白に続いて、2人は初めて口づけを交わす。青々とした穂先が波打つように揺れる夕暮れの麦畑での幻想的なキスシーンはドラマ屈指の名場面。口づけの後でジャンヒョンは、ギルチェがまだ自分に対する恋心はなく、ヨンジュンを想っていることを知っていると言いながら、重ねて「私を慕わずとも、忘れずにいてほしい。今日、私と共にしたこの瞬間を、決して忘れてはならぬ」と訴える。その切実な心情に心動かされずにはいられない。 ジャンヒョンへの思慕を抱きつつも認めかねるギルチェは、いよいよ旅立つ彼を再び訪ねると、引き止めたいと言う代わりに履物をねだる。それに対して「そなたは何をくれる?」と聞き返したジャンヒョンは「私が望むのはたった一つだけ。そなたの心だ。ただ私だけを思う、そなたの心」と、真剣な思いを吐露。さらに、口だけでも自分への愛を誓って欲しいと頼むが拒否されてしまい、打ちのめされたような表情で「本当に憎い」と漏らす。悲しみに満ちた彼の瞳に胸が塞がれる思いになる。 ■惹かれ合いながらも繰り返す別れ 瀋陽に去ったジャンヒョンの訃報が届き、初めて彼への想いを自覚すると同時に絶望に陥ったギルチェは自分を助けてくれた武官の求婚を受け入れる。ところが婚礼の日、死んだはずのジャンヒョンが帰還。互いの想いを確かめ合ったジャンヒョンとギルチェは、すべてを捨てて2人で生きていくことを決意する。ギルチェの下僕になると言いながら「私の身もそなたのもの。心もそなたのもの。私の心の臓もそなたのものだ」と切々と話すジャンヒョン。あまりに深い彼の愛情が痛いほどだ。 ここから運命は再び彼らを引き裂いて、何度となく死地に追いやる。後半では2人が想像を絶する体験をする中、さらに心に強く刻まれる名セリフがドラマを彩った。今回紹介したセリフと併せて、俳優の身体を通して生き生きと語られる愛の言葉の数々をぜひ味わってみてほしい。 『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』は、DVDリリース中。U‐NEXTで独占先行配信中。