綾瀬はるか、撮影振り返り「大家族の夏休みのヌーの移動みたい」 映画『ルート29』公開記念舞台あいさつ
女優の綾瀬はるか(39)が9日、東京都内で主演映画「ルート29」(森井勇佑監督)の公開記念舞台あいさつイベントに参加し、撮影時の思い出を語った。 綾瀬が演じたのは他者と交わろうとしない主人公。風変わりな女の子を連れて旅に出て、次第に深まる2人の絆により、喜びや悲しみの感情が満ちていく……。上映後に登壇した綾瀬は「不思議な映画だったでしょうか」と観客に問いかけた。 1カ月半ほどかけて姫路と鳥取を結ぶ国道29号を旅するように撮影したロードムービー。綾瀬は「暑くて大変だった部分もあるんですけど、一緒に虫を捕ったり、なんか、大家族の夏休みのヌーの移動みたいな感じが思い出深い」と独特の例えで振り返った。 これまでの作品とは異なる役柄や監督の演出にも言及。「アクションだったら稽古を積んで立ち位置まで決まってて積み上げていく作業が多い」とした上で、今作での役作りを「二十何年の経験を全部そぎ落とすっていう作業のような感じ。『無にならなきゃいけないんだな』っていうのを思って『むき卵』になった感じです」と明かした。
中日スポーツ