SKE48井上瑠夏が1st写真集を発売「私のことを幼なじみだと思って読んでくれたらうれしい」
SKE48の8期生、井上瑠夏(るか)さんが1st写真集「僕から先に言わせてくれ」を2024年11月13日に発売。激しいパフォーマンスも魅せる彼女がインタビュー中はおっとりとした雰囲気で応えてくれて、その姿のギャップが印象的だった。そんな彼女に「火の国」と言われる地元・熊本で撮影した写真集について話を聞いた。 【写真】1st写真集を発売したSKE48井上瑠夏に撮影秘話を聞いた ■「本当に私のすべてが詰まった写真集になりました」 ――1st写真集を出すことが決まったときの気持ちを聞かせてもらえますか。 とある企画の仕事でなんの疑いもなく呼ばれて、文字を埋め合わせるゲームを何本かやった最後に、「いのうえるかしゃしんしゅうはつばいけってい!」と発表されたので、「?」を浮かべた状態でした。そのままいきなりサプライズで写真集を出します!撮影地は熊本です!と言われ、驚きましたが嬉しかったです。 元々写真集を読んだり買ったりするのが好きで、おうちにもたくさん写真集があるので、まさかそこに私の写真集が加わることになるなんて本当にびっくりして、こんなにも頭がまっ白になるんだっていうくらい頭がまっ白になりました。写真集は自分が出せる立場ではないというか、夢のまた夢だと思っていました。地元の熊本県で撮影できると聞いたときは、本当に幸せな気持ちでした。 ――夢が叶った写真集にはどんなこだわりが詰まってますか。 熊本県で撮影するというのは決まっていたので、母校の小学校に行きたいとか、「ラブ・クレッシェンド」というSKE48のユニットの「コップの中の木漏れ日」という曲のミュージックビデオが熊本県で撮影されて、小学生ぐらいのときにテレビで見ていたので、そこで撮りたいというのをお伝えしました。あとは好きなピンクの衣装を着たいとか、熊本県でコンサートをやる予定で中止になった会場で撮りたいとか、愛犬に会いたいとか、泡のお風呂に入りたいとか、自分のやりたいことは全部お伝えましたね。 熊本のロケ地でしたが、スタジオっぽい中でかわいいものに囲まれたいというリクエストも出したので、これは本当に難しかったと思いますが、自然の中でリクエスト以上のことを撮影できて、本当に私のやりたいが全て詰まった写真集になりました。 ――先行カットを見ると、天草の砂浜での赤い水着が話題になってますが、新しい挑戦もありましたか。 通常版の表紙を天草の砂浜で撮りました。天草に行ったのは小学校時代で、家族みんなで深夜に家を出て、朝に魚釣りをしていた思い出があったので、まさか大人になって水着を着て砂浜で写真を撮るなんて思ってなかったです。 天草の砂浜の水着は赤色なんですけど、「火の国」熊本県ならではのこだわりの衣装も注目ポイントです。「コップの中の木漏れ日」のミュージックビデオでメンバーが白い衣装を着ていたので、私もちょっと似たような白い衣装を着たり、母校の小学校に行ったときは、昔私が着ていたようなワンピースを着て、当時をちょっと再現して撮ったりもしました。 これまでもSKE48でいろんな撮影をしてきましたが、今までの撮影の中で写真集が一番楽しかったです。写真集チームの皆さんがずっとおもしろくて笑いが止まらないくらい楽しくて、いい意味でも緊張せず、飾らない自分でいられたので安心して撮影ができました。写真集の発売が決まって撮影までは緊張してドキドキしてたんですけど、撮影が始まったらやっぱり地元だし、どこに行っても「ただいま」って気持ちになりました。 ――初めてのランジェリーの撮影がいかがでしたか。 ランジェリーは初めてだったのでちょっとドキッとしたんですけど、緊張せずにリラックスして撮影できました。最初の撮影は早朝から白くてかわいいランジェリーで寝起きみたいなシーンを自然な感じで撮っていただいて、見てくださる方にはドキッとしてもらえるんじゃないかなって思います。 ――撮影に向けてボディメイクはされたんですか。 大好きなタピオカを抜いて撮影に臨みました。タピオカは炭水化物だし、砂糖がいっぱい入っているので食べるのを我慢しました。食事面ではご飯を抜くというよりは、酵素ドリンクを飲んだりしてました。 ■「写真集を出すということも自分の中で新しい挑戦でした」 ――撮影全体を通して印象的だったことはありますか。 全部印象的なんですけど、ちょっとハプニングがあって・・・、2日目の天気がちょっと悪かったんです。朝からずっと雨が降っていて、熊本市電の路面電車の横で撮るときはザーザー雨が降ってきちゃって。そのあとも食べ歩きできるスポットで撮ったりする予定だったのでどうなるんだろうって思って心配だったんですけど、屋根があったから全然大丈夫でした。雨の中で撮ったのが印象に残っています。 あとは、SKE48のコンサートをやる予定だった会場の「市民会館シアーズホーム夢ホール」で撮影できたのがうれしかったです。会場内に入ったのは初めてで、外の看板前では毎年お正月に絶対ここでコンサートをやるぞっていう意気込みで写真を撮ってSNSに載せたんですけど。こうやって会場に行ってスポットライトを私に照らしていただいて撮ったのも初めてだったので、すごい泣きそうになって、本当に夢みたいな出来事でした。この写真集の撮影で広い客席を見て、絶対にここでコンサートをしたいなとあらためて強く思いましたし、いろんな感情が込み上げてきました。 ――1st写真集を出すことで、自分の中で大きな気持ちの変化はありましたか。 最初にお話しさせていただいたとおり、SKE48に加入して8年目で今までいろんな挑戦をさせていただいてきたんですけど、写真集を出すことはもう本当に夢のまた夢というか。ずっと写真集を見ていた側だったので、自分が写真集を出すということは新しい挑戦でした。この写真集を新たなスタートとして、これからアイドルとしても、もっともっと大きい存在になりたいし、SKE48の中でもみんなを引っ張って先頭に立って走っていけるようなメンバーになりたいなと思いました。 今回の写真集では私だけじゃなくて熊本の素晴らしい景色にもたくさんこだわってページに入れてもらったので、熊本の魅力もたくさんの方に伝わる写真集になったらいいなって思います。 ――ファンの皆さんは写真集を片手に聖地巡礼できますね。 ファンの方が写真集と同じように、撮影場所に行ってくれるのかなって思うとうれしいですけど、撮影時間よりも移動時間の方が長かった場所もあったので、聖地巡礼される際は少し大変かもしれませんが、ぜひ熊本県を満喫してほしいです。 ――最後にファンにメッセージをお願いします。 この写真集には私の全てが詰まっているので、ぜひ1ページ目から最後のページまでじっくり見てほしいなと思います。自分でもびっくりするぐらい自分ってこんな表情もするんだという一面が見られたので、今まで応援してくださった皆さんも、写真集をきっかけに好きになってくださった皆さんも、いろんな井上瑠夏を感じてもらえたらうれしいです。 写真集のテーマが、“名古屋で成長した彼女が里帰りして幼なじみと過ごすひととき”なので見てくださるファンの皆さんは私のことを幼なじみだと思って読んでくれたらうれしいなと思います。 撮影・取材・文=野木原晃一