韓国検察特別捜査本部、「内乱容疑」で金竜顕前国防部長官を緊急逮捕
韓国検察非常戒厳特別捜査本部は8日、「12・3非常戒厳事態」と関連し内乱容疑などで告発された金竜顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官を緊急逮捕した。 特別捜査本部はこの日、「金前長官を緊急逮捕し所持していた携帯電話を押収した」と明らかにした。 特別捜査本部はこの日午前1時30分から金前長官を取り調べた後に緊急逮捕し、東部拘置所に移送した。 金前長官は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の高校時代の1年先輩に当たり、今回の非常戒厳宣布を大統領に建議して大統領とともに事実上主導した人物とされる。 検察は4日、労働党、緑色党、正義党が尹大統領と金前長官、朴安洙(パク・アンス)前戒厳司令官(陸軍参謀総長)らを刑法上の内乱罪などの容疑で告発した事件を中央地検公共捜査1部に割り当て捜査に着手した。 翌日に金前長官が電撃免職されると検察はすぐに彼に出国禁止命令を出した。6日には検事、捜査官、軍検察派遣人材など60人を超える大規模な特別捜査本部を立ち上げて捜査に入った。 金前長官は大手法律事務所の弁護人を選任し検察の調査に応じている。