【プレビュー】公式戦3試合無敗で調子を取り戻してきた札幌がホームで8戦無敗の広島を迎え撃つ|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは4月20日から21日にかけて第9節が開催。札幌ドームでは19位に沈む北海道コンサドーレ札幌と2位のサンフレッチェ広島が激突する。
下位に沈む19位の札幌と上位につける広島の対戦だ。互いに勝ち点3を目指した激しい戦いが予想される。 札幌は前節、アウェイでアルビレックス新潟と対戦。20分に浅野雄也が個の力を生かしたところから見事なシュートを叩き込んで先制点を手にすることに成功する。だが、負傷者の発生や途中出場の大森真吾が退場になるなど、アクシデントが続いたことで難しい状況に追い込まれてしまう。すると、80分に固く守ってきた守備が決壊。同点ゴールを奪われてしまった。最後はなんとか引き分けに持ち込んだが、あと一歩のところで勝利には届かなかった。 それでもミッドウィークに行われたJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦のアスルクラロ沼津戦では3-1で快勝。小林祐希が2得点の活躍を見せ、公式戦3戦無敗としたのはポジティブな要素。順位はまだ19位だが、チームとしては上向きな状態で今節を迎えられる。注目したいのは前節、ゴールを奪った浅野。昨季12ゴールを奪ったアタッカーに、今季初得点が生まれたことは大きい。勢いに乗り、今節もチームを勝利に導く結果を残したい。 一方、広島は前節、アウェイでアビスパ福岡と対戦。こちらは立ち上がりから福岡の高強度のプレーに押し込まれると、22分に先制点を奪われてしまう。しかし、すぐに跳ね返せるのが今の広島の強さだ。その直後にセットプレーから佐々木翔が同点ゴールを挙げ、相手に傾いていた流れを強引に引き寄せた。後半は試合を優勢に進めながら勝ち越し点は奪えなかったが、アウェイで貴重な勝点1をゲット。開幕から8戦負けなしを続けており、今節も無敗記録を伸ばしていきたいところだ。 チームとして特筆しているのは、今季ここまでリーグ最少を誇る失点の少なさ。前線からのプレッシングに加え、高強度でそのプレスを続けられることで、相手からボールを奪い、自分たちが主導権を握る時間を多くしている。相手に押し込まれても強固なディフェンス陣が跳ね返し続けており、この戦いをベースとしながら、さらに得点力を増していきたいところだ。重要な局面での得点という意味で言えば。やはり期待は大橋祐紀。ここまで6得点のストライカーの爆発に期待だ。 勝利を手にするのはどちらになるか。注目の一戦は20日14時キックオフだ。