【タミヤ撮り下ろし】「1/10RC ポルシェ 956」、圧倒的性能で世界耐久選手権を制したポルシェ栄光のマシンがRCカーで登場!
東京・新橋にあるタミヤプラモデルファクトリー東京の「新商品展示コーナー」。ここではタミヤの新商品が展示されている。今回は、そのなかから、「1/10RC ポルシェ 956」を紹介する。 【画像】「1/10RC ポルシェ 956」は12月7日発売予定。価格は23,980円 タミヤの電動RCカーシリーズ「1/10RC ポルシェ 956」は、12月7日発売予定で価格は23,980円。当RCカーはFIA世界耐久選手権(FIA World Endurance Championship:略称はWEC)で活躍した「ポルシェ 956」をRCカーにしたものだ。 モデルとなった「ポルシェ 956」はWECのためにポルシェが開発・製作したスポーツプロトタイプカー。その活躍は凄まじく、デビューした同年に世界耐久選手権のメイクスとドライバーの2冠を達成、翌83年は全7戦のすべてを制し、さらにその後のレースでも圧倒的な強さを見せつけた名車として知られている。なかでも1982年のル・マン24時間レースでワークス・ポルシェの「ポルシェ 956」がゼッケン番号通り1、2、3番の順で隊列を組み、そのままチェッカー・フラッグを受けた時の衝撃とその栄光は、今でも色褪せず多くのファンに語り継がれている。 そんな栄光のマシンが今回RCカートして登場。エアロダイナミクスを追求した低くワイドでなめらかなボディはポリカーボネートでしっかりと再現。さらに、リヤウイングをはじめ、ヘッドライトやテールライトもポリカーボネートの別部品にするというこだわりっぷりだ。ディテールとして重要なマーキング部分にはPORSCHEやスポンサーのロゴ、ボディサイドのピンストライプなどをステッカーで再現。しかも、1、2、3号車に仕上げられる3タイプが揃っている。 シャーシにはダイレクトドライブ2WDシャーシを採用。既存のモデルではなく、ABS樹脂製バスタブフレームをメインに、前後に樹脂製スペースフレームを、さらに下面にFRPプレートを組み合わせたコンポジットタイプとなっている。サスペンションはフロントがキングピンコイルスプリング独立、リヤが1.5mm厚FRP製TバーをCVAオイルダンパーで制御する3Pタイプ。剛性の高いフレーム構成がサスペンションのしなやかな動きを助け、切れ味鋭い走行性能でレーシングカーならではの空力ボディとあいまって、シャープな走りが楽しめる。 最強マシンの名を手にし、グループCカーでのポルシェ黄金期をスタートさせた名車「ポルシェ 956」。見事に再現された本マシンをタミヤプラモデルファクトリー東京ではみることができる。この機会にぜひ立ち寄って、ポルシェの歴史に触れてみてほしい。
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