レースクイーンから女優に…濡れ場でバストを披露、元夫の1億円の肩代わりも「高島礼子」の姐御伝説
そして高島の人気を決定づけたのが‘97年に放送された「黄桜」のCMだ。着物姿で涙を流しながら盃を口にする艶っぽい姿が大人の男の心をつかんだ。この涙の演技について高島は後に「実はあのCMの収録直前に付き合っていた彼氏に振られまして、自然と涙腺が緩んでいたんです。」(週刊ポスト‘03年1月1日号)と明かしている。 そして‘99年に『極道の妻たち 赤い殺意』で岩下志麻、十朱幸代、三田佳子に継いで、シリーズの四代目の“極妻”となる。35歳と脂がのってきた高島の和服映えする姿が好評となり、高島の代表作ともなった。 ◆一大スキャンダルとなった夫の逮捕、離婚騒動 前述の通り、それまで交際は一般男性と長年交際していたが、破局。それ以外に浮いた話はなかったが、極妻出演と同年の‘99年に高知東生と結婚。ハワイで挙式し、おしどり夫婦として知られていたが‘16年に離婚。高知の覚せい剤と大麻所持での逮捕、さらにそのときに不倫相手も一緒に逮捕されたことが原因だった。一緒に逮捕された浮気相手は「もともとレースクイーンをやっていた女性で、スタイルは抜群」(女性セブン‘16年7月14日号)という皮肉めいたこともあり、当時はこの逮捕、離婚劇は大きく報じられた。 一大スキャンダルとなったこの逮捕、離婚騒動でも高島は“極妻”らしい姐御ぶりを見せつけた。高島夫婦が住んでいたのは約3億円の豪邸で、その約3分の1が高知名義となっていたが「高知さんが抱えた借金の金利を含めた残額は、今年で1億円ちょっと。返済するとなると、手数料を含め1億1千万円になります。それを今回、高島さんは財産分与という形で自分が肩代わりしてあげたのです」(女性自身‘16年11月29日号)と面倒見のよさを発揮。 さらに「『つい最近も、高島のバックアップで“高知を励ます会”が予定されているとの情報もある』(芸能関係者)」(サンデー毎日‘17年7月23日号)、「『あの人(※高知)は私がいないとダメなんです。私が最後まで面倒を見ます』とキッパリ言われました』」(週刊文春‘17年11月23日号)と報じられるなど、離婚後も別れた夫を心配する一面を見せていた。 近年では映画『いちばん逢いたいひと』で主人公の母親役、『わたしのかあさん-天使の詩-』では主人公の祖母役を演じるなど、これまでの役柄から変化を見せている高島。今後はかつて見せたセクシーさや極妻の激しさを内包した、成熟した女性の姿を見せてくれるに違いない。 取材・文:高橋ダイスケ
FRIDAYデジタル