森保ジャパン“落選組”の復帰は?…動向次第で「しばらくチャンスない」可能性ある面々も【コラム】
アジア杯メンバーから外れた鈴木、渡辺、浅野、毎熊、佐野の現状は?
3月の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)戦に選ばれていた選手の中で、6月6日の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選アウェー・ミャンマー戦、11日のホーム・シリア戦メンバーから外れた選手がいる。鈴木彩艶(シント=トロイデン/ベルギー)、渡辺剛(ヘント/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、毎熊晟矢(セレッソ大阪)、佐野海舟(鹿島アントラーズ)の5人だ。全員、今年カタールで開催されたアジアカップのメンバーだった。 【一覧リスト】「言葉を失った」 森保ジャパンが「世界13位」“ドイツ超え”ランキング 森保一監督はメンバー発表会見で選出しなかった選手について聞かれ、こう答えた。 「代表で常連だということ、そしてコアな選手だということは、そこはもちろん招集のなかで自然と出てくるかなというところはありますが、代表は約束された絶対の場所ではない。選手たちはより競争のなかで掴み取っていくなかで、今回も我々スタッフも、心身のコンディションを日頃から情報収集したうえで、今回の活動でベストということでメンバーを選ばせていただいています」 鈴木に関しては同時期に行われるU-23日本代表のアメリカ遠征メンバーに含まれたということで最後に考察するとして、では、それ以外の4人は最近どんなパフォーマンスだったのか。 渡辺はアジアカップ以降、2月25日のアントワープ戦、5月18日のスタンダール・リエージュ戦を除いてすべてフル出場。プレーオフ2で首位になり、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場プレーオフ圏内に入った。 ヘントとの契約は2027年6月までと言われているが、27歳という年齢と、自分を高く評価してくれているハイン・ヴァンハーゼブルック監督の去就によっては、このオフで新天地を目指すかもしれない。もしも移籍を考えているのだとすれば、今回の招集漏れは単に冨安健洋(アーセナル/イングランド)が復帰したからだけというわけではない可能性がある。 もっとも、アジアカップではインドネシア戦の後半37分からの途中出場のみとセンターバックとして出番は一番短かった。ここからもう1つブレイクして序列を上げていくことが求められている。