手帳にお金をかける成功者のこだわりポイント 安価で持ち運びやすいという基準で選ぶともったいない
デジタルデバイスの活用が当たり前の時代にあっても、手書きの手帳は重要な役割を果たしてくれます。36年間文房具屋を運営してきて、テレビ東京系列の「TVチャンピオン極~KIWAMI~」で文房具王にもなった石津ヒロシ氏の著書『文房具ソムリエの手帳時間』より一部抜粋・再構成のうえ、手帳を選ぶうえで見るべきポイントをご紹介します。 【写真を見る】文房具ソムリエの手帳の中身を公開! ■多くの経営者・成功者は手帳に投資している 私は手帳を36年販売し続けていますが、経営者や成功者の方は手書きの手帳を愛用されていて、手帳へのこだわりが強い方が多いです。ペンにもこだわりがあり、万年筆の愛用者は多いですし、ボールペンも高級なアイテムを持たれている方が多いです。
思い入れがあるペンを使われている方も多く、よくペンのストーリーをお客様から聞かせていただいていました。たとえば「社長にいただいたボールペンを大事に使っているんだよ」「父の愛用していた万年筆をメンテナンスしながら使っている」ということはよく言われます。 紙にもこだわり、システム手帳の紙にもこだわる方が多いです。ですから、各ブランドもユーザーのニーズに応えるべく、こだわりの紙を使用しています。そのため、ノートと比べると割高に感じますが、経営者や成功者の方々は気にせず、手帳は自分への投資と位置づけているのです。
世界で活躍している成功者でも、ヴァージングループの創設者リチャード・ブランソンさんは、つねにアイデアやタスクを手帳に記録することで、重要なアイデアを忘れないようにしているそうです。これが実行可能な目標に役立つと言っています。 世界的なライフコーチのトニー・ロビンズさんも、日々の目標や計画を細かく記録するために手帳を活用しています。目標達成のためや具体的な行動計画を立てるのに役立っているそうです。
経営者や成功者の方は、手書きのアウトプットでしっかり感情を乗せて書くことを意識しています。なかには「万年筆でミーティングをしている」という方もいらっしゃいます。ビジネスアイデアもPCなどではなく、手書きで考える方が多く、頭の整理をするのに書き出すことが重要なのがよくわかります。 システム手帳を愛用している経営者も多く、そういう方は分厚くなったシステム手帳をお持ちになります。ブランドのシステム手帳をお持ちの方が多く、いつも「手帳は手放せない」というお声をいただいています。