「大敗を回避できれば満足」W杯最終予選初戦で日本と対戦の中国 「シュートゼロでも驚く必要はない」と母国メディアが現実を直視
2026年サッカーワールドカップ(W杯)アジア最終予選がいよいよ9月5日に幕を開ける。8大会連続でのW杯出場を目指す日本代表は、ホームでの中国代表戦からスタートする。 【動画】大ピンチで連発したビッグセーブ! 鈴木彩艶の好守シーンをチェック 過去2大会、最終予選の初戦に敗れている日本にとって、まさに「鬼門」となる戦い。森保一監督や選手はもちろん、サポーターにとっても強い緊張感とともに最初のゲームを迎えることとなる。 そして敵地でのゲームとなる中国も、格上にあたる日本に対しては極めて慎重な戦いを挑んでくるようだ。中国国内メディア『捜狐』では9月4日、W杯最終予選の日本戦についての特集記事を配信。その中で、「この試合では、中国男子サッカーチームは苦境に立たされるかもしれない。中国がもう失点を減らして大敗を回避できれば、十分満足できるだろうと多くのファンは考えている」などと綴っている。 さらに、過去の日本戦における対戦成績などを遡り、「1998年以来、中国男子チームは日本チームに対して勝利を味わったことがない」と記している他、「前回のワールドカップ予選では、中国チームと日本チームが同じグループに入り、2試合の結果は中国が0-1と0-2のスコアで相手に敗れ、日本に連敗を喫している」と振り返っている。 加えて、今回の初戦に向け「多くのファンはこの試合の結果に期待していないが、中国の監督や選手は初めから諦めてはいけない」として、自国代表の戦術に言及。「ブランコ・イヴァンコヴィッチ監督を中心にコーチングスタッフは日本チームのワールドカップ予選の映像を真剣に分析し、相手の弱点を探して中国チームのための戦略を立てている」と指摘。その上で同メディアは、中国が守備に重点を置き試合を展開すると予想しており、「試合を通してシュート数がゼロに終わったとしても驚く必要はない」などと見通している。 また、今回のトピックの最後には、「低迷期にある中国代表チームが、何か驚きの結果をもたらしてくれることを願っている」とも綴っており、大一番へ挑む選手へのエールを送っている。 何が起きるかわからない最終予選の戦い、もちろん日本にとっても簡単なゲームとはならないだろう。果たして日本と中国による初戦はどのような結果が待っているのだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]