関電が金品受領で再び会見(全文5)関電プラント顧問就任は知らなかった
関西電力の役員ら20人が高浜原発のある福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、同社は2日午後から記者会見を開いた。 【動画】関電が金品受領で再び会見、氏名など公表へ 八木会長、岩根社長ら出席 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは、「関電が金品受領で再び会見、氏名など公表へ 八木会長、岩根社長ら出席(2019年10月2日)」に対応しております。 ◇ ◇
森山氏のお金の出どころは?
東洋経済新報社:東洋経済新報社の【岡田 01:25:31】と申します。八木会長、岩根社長、お2方にお聞きしたいのですが、あらためてこの表を見ますと、現金ですとか、商品券とか、米ドルとか、金貨とか、おびただしい種類の、金額のものが記載されているわけなんですけれども、こういったお金を特定の個人が皆さんに渡すっていうことは、この人はどこかからこういうお金を持ってきているっていうことになるかと思うんですけど、どのように認識されていたんでしょうか。吉田開発とも非常に近しいということが書いてあるんですが、関電さんが吉田開発にほか、あるいはこの方がやっている会社に発注をしているから、こういうお金が皆さんのところに預かり金かよく分かりませんけど、回ってきているんではないかっていうようなことは思っていらっしゃったんでしょうか。 八木:八木でございますけど、私は金貨、金品の出どころがどこにあるか、そのことはまったく承知しておりません。 岩根:私もそこの出資元につきましては、考えのおよびつかぬところでございます。
吉田開発と森山氏の関係は確認していなかったのか
東洋経済新報社:実際に、この吉田開発と森山さんの関係ですね、役職等の関係についてもはっきりしたことが書いてないんですけれども、要するに何の確認もできないまま関電さんとしては、親密だとか、そういう認識を持っていたっていうことなんですか。顧問とかそういうのも含めて、なんらかの把握はしてないんでしょうか。 岩根:吉田開発と一緒に来ることもございましたが、工事の話をするときには吉田開発はいなかったというふうに聞いてございますので、担当のほうとしては吉田の話と森山氏の話については切れていると思っていたと思っておりますし、これは他社も含めて、この吉田への概算見積もりや工事計画について出しているのが他社と同様の、述べているのは、他社にもそういう聞かれたときにはやるということで、非常に精度の低いものだったという認識でやってございますし、実際の契約手続きのときにはまた別個でやっているということでございます。 吉田への発注額が増えておりますのは、先ほども申し上げましたけど、高浜の安全対策工事ですね、非常に敷地造成とか土捨工事等増えてございます。基本的には原子力発電所は土木の工事はあまりございませんが、そうした中でそういう安全対策工事をしている中での吉田への発注額が増えているというふうには認識してございます。