マッスル女子の全国一決戦 女子ボディビルのごとし筋量を披露【ゴールドジムジャパンカップ】
12月21日・22日に東京で開催された「2024ゴールドジムジャパンカップ」の女子競技の中で、もっとも筋量が必要されるカテゴリーがウーマンズフィジークだ。 フォト】ウーマンズフィジーク出場全選手 今大会は全国29大会が開催されてきた2024年のマッスルゲートの各大会優勝者に加え、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の各種選手権大会の上位入賞者にも出場権を与えられることから、“筋肉の登竜門”という初心者向けのコンセプトの大会でありながらもゴールドジムジャパンカップは例年、ハイレベルな戦いが繰り広げられている。 ウーマンズフィジークはもともと「女子ボディビル」と呼ばれていた競技であり、男子同様に、筋肉量やハードな絞り、深い筋肉のカットが求められる。今大会には、矢野かずみと富沢理恵という日本女子フィジーク選手権でファイナリスト(上位12位)入りした選手も登場。その貫録を見せつけ、優勝したのは富沢だった。彼女は今年の東京クラス別選手権158cm以下級で優勝、日本選手権でも10位に食い込んだ日本トップ選手の一人だ。その身体はもちろん、男子さながらのマッスルポーズを取り入れた迫力を込めたステージングを見せ、女性らしい筋肉美を披露した。 女子トレーニーにとってはハードルが高く感じる競技ではあるが、日本女王の荻島順子は「フリーポーズなどで自分らしい表現を楽しめる競技。まずは楽しみながらステージに立ってほしい」と以前話している。来年以降、新たな挑戦者の登場を楽しみにしたい。
文・写真/木村雄大