施工期間はなんと2週間。建設業の人手不足が加速する将来を見据えたセカンドホーム
コロカルニュース
■施工期間はなんと2週間。建設業の人手不足が加速する将来を見据えて 以前コロカルニュースでも開業時にお伝えした、メンバーシップ制セカンドホームサービス〈SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)〉に進展が。 【写真で見る】プライベートサウナが設置されたキャビン。外気浴は森と一体になれてしまうテラスで。 新型キャビンの〈SANU CABIN MOSS(モス)〉が2024年8月10日、北軽井沢に開業。2022年につくられた〈北軽井沢1st〉の近隣拠点として〈北軽井沢2nd〉と名付けられました。 SANU CABIN MOSSは、北軽井沢1stなどに展開している〈SANU CABIN BEE〉同様、環境配慮型建築を手がける建築チーム〈ADX〉とともに開発。この新型キャビンは、デジタルファブリケーションや独自開発した金物を用いる工法を採用し、建築の加工工程の80%を工場で生産したプレハブ工法によって現場での作業を削減したことで、現地での施工期間をなんと2週間に短縮。積雪4メートルの負荷にも耐久性を持ち、豪雪地帯など厳しい自然環境下でも建設可能なプロダクトに。昨今建築業界でも深刻化する人材不足や、雨天・積雪などの気象条件に影響されやすい建設現場で働く人の安全確保などの課題解決に寄与した、自然立地建築のフラッグシップモデルとなりました。 「SANU CABIN」シリーズでは、国産材を100%使用、さらには伐採期を迎えた50~60年の樹木を中心に活用するなど、木材の調達までこだわっています。さらに、提携林業組合の協力のもと植林活動を行うことで、日本の森の循環を促進しているのがSANUブランドの強みでもあります。 特に今回は、快適さや安全性という人間視点の建築だけでなく、森に住む動植物への影響にも配慮する建築を目指したといいます。周囲の自然環境に溶け込むために、北軽井沢にいる鹿の視点で考えられた建築(だから、建築デザインも木の実に着想を得ているのだとか!)というのもユニークな点です。 今回の北軽井沢での完成を皮切りに、より多様な自然環境へ適応する建築として、白馬・ニセコ・南アルプスなど豪雪地帯を含む6拠点に展開される予定です。 ■必要なものはすべて揃った部屋。プライベートサウナやワンちゃん同伴も! 北軽井沢2ndのSANU CABIN MOSS室内へ入ると、広々としたワークスペースや使い勝手のいいキッチン・ダイニングなど、住まいとしての機能が拡充されています。キッチンには基本的な調理道具や調味料が完備されており、地元の食材を買って家族や友人とワイワイと料理をして過ごすのも楽しそうです。 そして、バルコニーとリビングが一体となるゾーニング、自然の光が降り注ぐ天窓、部屋のどこにいても窓先の自然の景色が目に入る配置により、屋外に広がる美しい自然と室内での暮らしがシームレスにつながっているのが印象的。 ベッドリネンには、洗いざらしの質感にこだわる山梨県富士吉田発の寝装具ブランド〈sinso〉のリネンをSANU CABIN BEEから引き続き採用しています。羽毛布団は地域によって羽毛量を調整し、土地の温湿度環境に合わせているというこだわりよう。これで質の良い眠りが約束されたも同然! ワークスペースは一枚板でできており、窓の外の自然と調和がとれています。道に面していない完全なプライベート空間なので、ほかの宿泊者の視線を気にすることなく仕事がはかどりそうです。 また、キャビンによってはプライベートサウナもあり、テラスでの外気浴で自然と一体化したような気分になれます。さらにはワンちゃんの同伴もOKな拠点・キャビンもあるので、愛犬家もぜひ利用したいところ。