キノコは干すと効果的!?医者が実践する風邪対策をご紹介!
インフルエンザが猛威を振るっていますが、そんな中、病院の先生は感染しないのかと疑問に思う方もいるのでは?12月8日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、心療内科本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生がこの疑問に答えます。 ことしのインフルエンザは要警戒!?ドクターが予防方法を解説【動画】
うつらない理由
番組宛てにこんな疑問が寄せられました。 「先日、風邪をひいてかかりつけの内科を受診しました。内科の先生は風邪、インフルエンザなどの患者さんをたくさん診ているのに、頻繁に風邪などうつったりしていない気がします。不思議です。何か秘訣でもあるのでしょうか?」(50歳女性) 吉田「医者が風邪をひいている姿はあまり見かけないと思いますけど、理由は二つあります。 ひとつは感染対策をしっかりやっているから。私ももう20年ほど風邪をひいたことがありません。 ただし、もうひとつ理由があって、風邪をひいても医者は周囲の人にはわからないようにしています。患者さんにうつすのは絶対やってはいけないので、少しでも風邪をひいたら、必ず病院は休みます。 その時は『院長は学会に出席のため本日は休診日です』などの貼り紙を書いて休診します」
ビタミンDを摂る
医者は医学部で特別な感染対策を習うのでしょうか? 吉田「手洗いの仕方はコロナで広まりましたが、医者の場合は医学部のとき、もっと厳密な手の洗い方の特別な研修を受けています。それ以来、手洗いをしっかり実践する習慣が身についているという医者が多いです。やらないと気持ち悪いくらいです」 また医者が実践しているというこんな風邪対策も。 吉田「これは医者だけではないですが、風邪の対策のためにビタミンDを服用している人が多いです。風邪の感染予防する効果は手軽に摂取できる身近な栄養素に限れば、ビタミンDが最も効果が期待できます。 ただ、風邪などのためにサプリメントをとることは医者の間で賛否両論あります。ビタミンDは脂溶性ビタミンです。過剰に摂取すると人体に蓄積していき、その結果、心臓の拍動に異常をきたしたり、肝臓、腎臓に損傷を与えることもあります。 一般的なビタミンDのサプリメントで推奨されているのは、1日あたり600IU以下に抑えることです。ただ個人差はあるので、絶対安全とは言えません。だから医学会としてもろ手を挙げて賛成とは言い難いです」