【アジアラグビーセブンズシリーズ タイ大会】女子日本代表がシリーズ初優勝。男子は2大会連続の準優勝。
11月9・10日にアジアラグビーセブンズシリーズ タイ大会がバンコクでおこなわれた。女子日本代表“サクラセブンズ”はプールBを3勝で1位通過し、進出したカップトーナメントの決勝で中国を破って今シリーズ初優勝を果たした。男子日本代表もプールBで3勝したが、カップトーナメントでは決勝でホンコン・チャイナに敗れ準優勝となった。 9月21・22日の中国大会から7週間後のタイ大会。予選プールBに入った女子日本代表“サクラセブンズ”は、マレーシアに50-0、シンガポールに59-0で2戦連続の完封勝利を挙げ、タイ戦も33-12で快勝した。 翌日のカップトーナメント準決勝ではホンコン・チャイナと対戦。キックオフをキャッチした大橋聖香がノーホイッスルトライ(G)を奪うと、その後も1トライを追加し12点を得る。しかし大谷芽生が危険なタックルでシンビンを受けると、2トライを返されて2点差に迫られる。その後、シンビンから戻った大谷芽生が自陣からの独走トライ(G)でリードを広げ、19-10で勝利を収めた。 2大会連続で中国と対戦する決勝戦。前半で吉野舞祐が連続トライ(1G)をマークし、12-0でハーフタイムに入る。後半、大谷芽生が自陣のラインブレイクから独走トライ(G)でリードを広げる。その後1トライ(G)を返されるが、フルタイム直前に迫田夢乃が右サイドに飛び込んで試合を決めた。最終スコアは26-7。前回大会のリベンジを果たしたサクラセブンズがシリーズ最終大会で頂点に立った。 男子日本代表も女子と同じく予選プールBでタイに40-0、UAEに34-12、中国に35-14で快勝し、1位通過で翌日のカップトーナメントに進出した。 準決勝は韓国と対戦。2トライをマークするが、前半終了間際に韓国にトライ(G)を奪われ、10-7で折り返した。後半は荻田直弥と植村陽彦が2トライずつマークしリードを広げ、36-7で決勝進出を決めた。 中国大会に続いてホンコン・チャイナと戦う決勝戦。先制トライ(G)を奪われるが、左サイドでボールをつないだ中野剛通のトライで迫る。しかしここから2トライ1ゴールを与え、5-19でハーフタイムを迎えた。 後半に右サイドを走り切った荻田直弥のトライでビハインドを縮めたが、またもトライ(G)を許してリードを広げられる。植村陽彦のトライで迫ったが、反撃はここまで。15-26で敗れ、ホンコン・チャイナに2大会連続の優勝を攫われた。 タイ大会をもって、2024年のアジアラグビーセブンズシリーズが終了。男子はホンコン・チャイナ、女子は中国が総合優勝を果たした。 7人制ラグビー最高峰のワールドシリーズ「HSBC SVNS 2025」に参戦するサクラセブンズは、11月30日から12月1日にかけて開催されるドバイ大会に臨む。 【女子セブンズ日本代表 大会結果】 <第1日>(11月9日) ▽プールB ・日本 50-0 マレーシア ・日本 59-0 シンガポール ・日本 33-12 タイ <第2日>(11月10日) ▽カップ準決勝 ・日本 19-10 ホンコン・チャイナ ▽決勝 ・日本 26-7 中国 【男子セブンズ日本代表 大会結果】 <第1日>(11月9日) ▽プールB ・日本 40-0 タイ ・日本 34-12 UAE ・日本 35-14 中国 <第2日>(11月10日) ▽カップ準決勝 ・日本 36-7 韓国 ▽決勝 ・日本 15-26 ホンコン・チャイナ