カントリーミュージック聴いて 11月2日、鶴居でマイ・ダーリン・クレメンタイン公演
カントリーミュージックを中心とした英国の夫婦デュオ「マイ・ダーリン・クレメンタイン(MDC)」が初来日し、11月2日に北海道鶴居村の「ウィルダネスロッジヒッコリーウィンド」(雪裡原野北、安藤誠代表)でライブを行う。28日~11月2日にかけて全国5カ所で行うジャパンツアーの最終公演。ヒッコリーウィンド25周年の節目に、英国で高い評価を得ている二人の歌声を間近で楽しんでもらう。
安藤代表はカントリーミュージックに造詣が深く、「ヒッコリーウィンド」の屋号も、カントリーロックの創始者グラム・パーソンズが歌う同名の曲に由来する。プロモーター「トムス・キャビン」の麻田浩さんの招(しょう)聘(へい)で、ジェフ・マルダーやエイモス・ギャレットなど、著名なアーティストのライブも開いてきた。 MDCは2010年にマイケル・ウェストン・キングとルー・ダルグリーシュ夫妻が結成。安藤代表は22年に妻の忍さんからジャケ買いでMDCのレコードとCDを誕生日プレゼントに贈られたのをきっかけに、CDを集めるようになったという。 そして今年、トムス・キャビンがMDCの初来日ツアーを行うことになり、麻田さんから安藤代表に「ヒッコリーウィンドでやれないかな」と電話があった。MDCの二人が屋号に引かれ、「ここで歌いたい」と申し出たという。 長年ライブ開催に尽力した麻田さんへの恩返しの気持ちと、妻からのプレゼントでできたMDCとの縁、そして本人たちからのオファー。25周年にぴったりだと引き受けた。 ツアーではエルヴィス・コステロのカバー曲を披露する。会場は大阪市、石川県金沢市、名古屋市、横浜市と県庁所在地の人気ライブハウスがほとんどで、大都市から遠く離れた鶴居でのライブは奇跡に近いという。安藤代表は「2人のことを知らなくても、音楽好きや音楽の力を信じたい人におすすめ」とPRしている。 当日は午後6時30分開場で、同7時開演。料金は1人1万円で、現地で現金払いとなる。申し込みはグーグルフォーム=QRコード=から。