保険は安い「掛け捨て型」しか契約したことがありません。「積立型」の場合、どのくらい貯まるのでしょうか?
積立型の生命保険は、計画的にお金を貯めたい人に向いている保険です。掛け捨て型の保険しか加入したことがない人のなかには、「積立型の保険にしておけばお金は貯まる?」と疑問を持つ人もいるでしょう。 本記事では、積立型の保険でお金がどれくらい貯まるのかについて解説します。掛け捨て型と積立型の保険の違いについても触れているため、どちらの保険にするか迷っている人は参考にしてください。
積立型の保険とは
積立型の生命保険とは、保障と貯蓄の性質を持つ保険です。毎月保険料を積み立てることで保障を受けられるほか、解約・満期時には解約返戻金や満期保険金が受け取れます。 一方で、掛け捨て型の保険もあります。両者の保険の特徴にはどのような違いがあるでしょうか。本項では積立型と掛け捨て型の保険の違いや、積立型の保険にはどのようなものがあるかについて解説します。 ◆積立型保険と掛け捨て型保険の違い まずは、積立型と掛け捨て型の保険の違いについて、図表1で見ていきましょう。
積立型は、保障を受けられるだけでなく満期保険金や解約返戻金を受け取れるものの、保険料が高い傾向です。掛け捨て型は、保険料を抑えられる一方で、貯蓄性はありません。 ◆積立型保険の種類 積立型の保険には、以下の4つの種類があります。 ・終身保険:死亡保障・高度障害保障が生涯続き、解約時に解約返戻金を受け取れる ・養老保険:満期時に満期保険金を受け取れ、満期前に亡くなったり高度障害になったりした場合は死亡保険金・高度障害保険金が支払われる ・学資保険:子どもの進学タイミング等にあわせて教育資金が支払われる ・個人年金保険:私的年金保険として一定期間または終身にわたり年金を受け取れ、年金受取開始前に亡くなったら死亡保険金が支払われる 積立型の保険を利用すれば、死亡や高度障害の保障だけでなく解約時や満期時にお金を受け取ったり、子どもの成長や自身の老後に備えたりできます。