モンフィス、世界2位アルカラスのコートカバーリングに脱帽 試合中にコーチへ「クレイジーだ」<男子テニス>
マイアミ・オープン
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は25日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク47位のG・モンフィス(フランス)は第1シードのC・アルカラス(スペイン)に2-6,4-6のストレートで敗れ、ベスト16進出とはならなかった。試合の途中ではモンフィスが自身のコーチ席に向かってアルカラスのコートカバーについて笑いながら話しかける場面があった。 【動画】モンフィスも苦笑い「クレイジー」アルカラスのコートカバーに脱帽 37歳のモンフィスは今大会、1回戦で世界ランク52位のD・ラヨビッチ(セルビア)、2回戦では33シードのJ・トンプソン(オーストラリア)を下し3回戦に進出。3回戦の相手は世界ランク2位の20歳 アルカラスとなった。 この試合の第1セット、序盤は互いにコートカバーリング力をいかしたストローク戦が展開されるも、モンフィスが左足首を負傷。その後は流れが完全にアルカラスに傾き、4度のブレークを許し1時間14分で力尽きた。 試合の中盤、モンフィスは汗だくになりながら自身のコーチ席付近にあったタオル掛けの場所に行き、約5秒ほど雑談する場面が。モンフィスは「僕はもっと大きくなる必要があるね。彼を追い越せないよ」と話すと、コーチは「彼はどこにでもいるね」と返した。 モンフィスはその返答について笑いながら「クレイジーだね」と話しコート中央に戻っていった。 アルカラスは4回戦で第23シードのL・ムセッティ(イタリア)と対戦する。ムセッティは3回戦で第16シードのB・シェルトン(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第8シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第9シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、第11シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)、第15シードのK・ハチャノフらが16強に駒を進めた。 BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)でもタイトルを獲得しているアルカラスは、マイアミ・オープンとの2大会連続優勝「サンシャイン・ダブル」の可能性を残している。