「期待を背負った監督」 低迷が続くシャルケがレジェンドOBの招聘から方針転換!? フェルナンド・トーレスに注目?
ブンデスリーガ2部で13位と低迷しているシャルケ04は、アトレティコ・マドリードBを率いるフェルナンド・トーレス監督の招聘に動いているようだ。スペインメディア『Estadio Deportivo』が、現地時間10月1日に報じている。現在シャルケは、セカンドチームのヤコブ・フィンペル監督が暫定的に指揮を執っている。 昨季のブンデス2部を10位で終えたチームは、20日行われた第6節のSVダルムシュタット98戦で、3点を先行したものの、その後に5失点を喫し、まさかの逆転負け。ショッキングな敗戦が引き金となり、カレル・ゲラーツ監督とマルク・ビルモッツSD(スポーツディレクター)の解任がこの試合の翌日に発表された。第7節のSCプロイセン・ミュンスター戦は、フィンペル暫定監督の下、白星を手にしたが、ゲルゼンキルヒェンに本拠地を置くチームは、10月のインターナショナルマッチウィーク中に正式な新監督を招き入れる意向だという。 同メディアによれば、シャルケは現役時代にクラブでプレーした経歴を持ち、現在ではレアル・マドリード・カスティージャで指揮を執るラウル・ゴンサレス監督を後任として考えていたようだが、ラウルは断ったようだ。そこで、アトレティコのU-19を3シーズン率いた後に、今夏からアトレティコBの監督に就任にしたF・トーレスの招聘に動いている模様。 『Estadio Deportivo』は、「フェルナンド・トーレスは、アトレティコ・マドリードを離れる誘惑に駆られている」と伝えたうえで「F・トーレスは将来、アトレティコのトップチームの監督候補として注目されているが、シャルケ04が彼を獲得しようと動いている」と報じた。 さらに「シャルケは、F・トーレスを新たな希望と見ているものの、アトレティコの大きな期待を背負った監督であるため、アトレティコは簡単には手放さないつもりだ。今後数年で多くのクラブの関心を集める可能性のある、F・トーレスの未来に注目していく必要がある」と記した。スペイン3部リーグ相当のプリメーラ・フェデラシオンのグループ2で10位につけているアトレティコBの指揮官は、ドイツへと向かうことになるのだろうか。
フットボールチャンネル編集部