セブンペイ、9月末でサービス終了 午後3時から会見(全文4)テストの範囲と深さが適切でなかった
7月4日に示した認識は適切だったのか
週刊ダイヤモンド:『週刊ダイヤモンド』の岡田です。まず1点目、7月4日の7payとしての記者会見の場で、2段階認証について小林セブン・ペイ社長から、先にセブンアプリにログインをしてから7payにログインするので2段階認証と同じ土俵で議論ができるのかという趣旨の発言があったと思うんですけど、こういう自体に至って、その当時、示された認識が適切だったかどうか。まずこの1問目をお願いします。 後藤:それでは奥田から。 奥田:7月4日当時、小林のほうからそういった話をさせていただいたというところはご指摘のとおりかというふうに思います。先ほどのご質問にもいただいた、開発当時、まさにこの2段階、2要素の認証のところをしっかり導入しなかった背景というところを、セブン-イレブンアプリとの関係においてご説明をさせていただいたというのが当時の小林の説明でございます。あらためまして、この2段階のところに関しまして、われわれが当時、導入をしなかったというところに関しましては、まさにその後の利用のモニタリング、そこの部分でカバーをすることで、入り口の敷居が多少低くても、あとでしっかり守れるんではないかと。加盟店も当時、限られましたので、このタイミングでしっかりお客さまのご利用のところを確認をし、順次セキュリティー対策を重ねていくというのが当時の仮説だったということでございます。 週刊ダイヤモンド:それが適切だったかどうかをお答えください。 奥田:この結果になりましたことが全てでございまして、適当ではなかったというふうに現時点では大きく反省をしております。
調査委員会の結果次第では辞任もあり得るのか
週刊ダイヤモンド:2点目。先ほど経営責任について後藤副社長から、今後セキュリティーをさらに強化していくことで経営責任を果たすというお答えがありましたけれども、今回の事態を引き起こした責任者のトップの方がデジタルを監視されてる後藤さんであるわけですね。その方がお辞めにならないというのはちょっと居直りのようにも見えるんですけれども、吉本興業でも会長、社長は減俸50%という処分を出されましたけど、今回あらためて経営責任について、減俸の処分もないのかどうか、この点いかがですか。 後藤:ただ今の質問に私のほうでお答えしたいと思います。経営責任について、これはまさに外部の弁護士を中心とする検証チームにおいてガバナンス、意思決定のプロセスにおいてどこに問題があったのか。これについては、調査結果は取締役会に報告されます。その流れの中で当然のことながら、問題があれば、当然のことながら私どもの会社の規定がございますから、のったった上で厳正、厳粛にそういった評価、処分が出ることもあろうかと思います。 週刊ダイヤモンド:調査委員会の結果次第では辞任されることもあり得るということですか。 後藤:ただいま私、先ほど申し上げましたとおり、今、私が取るべき経営責任は原因の追求と再発防止、またグループ全体のセキュリティーレベルを中長期的にさらに引き上げていく、ここの旗振りをすると。リーディングをすると。 週刊ダイヤモンド:質問は、結果が出てからについてということですけども。 後藤:はい? 週刊ダイヤモンド:結果が出てからということですけども、私が質問しているのは。調査結果が出てから辞任することはあり得るんですかということを聞いています。 後藤:今は考えておりません。 週刊ダイヤモンド:はい。 司会:続きましていかがでしょうか。では3列目、ブルーのワイシャツの男性、お願いいたします。