「事実関係確認中」と島田チェアマン 八村発言について「近々説明する」/バスケ
バスケットボール男子日本代表の八村塁(26)=レーカーズ=が日本協会の運営や代表監督の選考などに疑問を呈した問題で、日本協会副会長の島田慎二・Bリーグチェアマンが19日、協会として近々説明の機会を持つことになると明らかにした。同日のリーグの会見で質問に答えた。 島田氏は「現在、八村の代理人を通じて(発言の)事実関係を確認しているところ。おそらく近日中に協会として説明をすることになると聞いている」とした。 八村は13日(日本時間14日)のグリズリーズ戦後の記者会見で日本代表について聞かれ、代表の運営について「(強化ではなく)、金の目的があるような気がする」と発言。またトム・ホーバス氏の男子代表監督続投についても「男子のことをわかっている、プロとしてもコーチをやったことがある人がコーチになってほしかった。(ホーバス氏続投は)僕としても残念だと思っています」と発言。協会やホーバス氏との間に軋轢(あつれき)があるのではないかと憶測を呼んでいた。 島田氏は「ビジネスに対するネガティブなものとはどういうものかというのは憶測の域」とし、八村の発言の真意や具体的事実について確認が必要とした。その上で「協会もBリーグも、ビジネスを前面に打ち出すというより、代表のバリューアップをして、それをビジネスにつなげている。ビジネスと強化は車の両輪だが、見え方によってはミスマッチのようなことは起こりえる」とした。 【追記】 日本バスケットボール協会は19日、渡辺信治事務総長が20日に宇都宮市内で報道陣に対応すると発表した。島田氏は八村の件について「近々渡辺氏が話す」としており、この問題について説明するとみられる。