「地域の皆さまの命を私たちも…」SAGA久光スプリングスの荒木彩花らが一日救急隊長に【SVリーグ】
「救急の日」の9月9日を前に、バレーボールSVリーグ女子のSAGA久光スプリングスの選手たちが1日、佐賀県鳥栖市の練習拠点「サロンパスアリーナ」で一日救急隊長を務めた。 ■さまになってる~~!女子日本代表・荒木彩花の救急隊員姿【写真】 パリ五輪に出場した女子日本代表ミドルブロッカーの荒木彩花のほか、高卒3年目アタッカーの吉武美佳、高卒新人リベロの高橋葵の3選手が、地元の鳥栖・三養基地区消防事務組合消防本部主催の啓発イベント「とすみやき救急フェア」に参加。来場者約150人の前で救急出動のデモンストレーションを行い、救命処置の一つでもある心肺蘇生法を体験した。 荒木は「バレーボールはアタックを決めるだけでなく、守って、つないでいくことが大切です。地域の皆さまの命を私たちも病院までつないでいけるように、しっかりと学んでいきます」と、救急業務への理解と認識を深めた様子。また、初めて救急車に搭乗したという吉武は「AED(自動体外式除細動器)の使い方はもちろん、大切な命を救う行動を取れるように多くの方に講習を受けてもらえたら、私もうれしいです」と呼びかけていた。 サロンパスアリーナには心肺停止などの重症者が発生した場合をはじめ、いざというときに適切な応急手当てが実施できる従業員が一定数いるほか、AEDも2台設置。地域住民の安全、安心な暮らしに寄り添った施設であることを評価され、この日のフェアでは同本部からSAGA久光スプリングスの萱嶋章社長に「救マーク」が交付された。(西口憲一) 【#OTTOバレー情報】