福島県飯舘村産ホップのクラフトビール造り 東大生、福島市で醸造作業 9月末に完成予定 イベントなどで販売へ
福島県飯舘村産ホップを使ったクラフトビール造りを計画している東京大の学生有志は8月27日、福島市のイエロービアワークスで醸造作業に取り組んだ。9月末ごろに完成する見通しで、イベント時などに販売できるよう調整していく。 農学部生や大学院生でつくる「飯舘村ホッププロジェクト」のメンバーが同日朝、村内の畑でホップ約8キロを収穫した。イエロービアワークスにホップを持ち込み、仕込み作業に汗を流した。ホップの品種はカスケードで、香り高い味わいに仕上がるという。200リットル余が完成する。イベントの他、学生に畑を貸し出した村内飯樋のゲストハウス「COCODA(ここだ)」などで提供できるよう準備を進めていく。 プロジェクト共同代表の志賀智寛さん(25)=大学院2年=は「多くの方にサポートしていただいたおかげだ。商品を完成させ、村の振興を後押ししたい」と語った。 メンバーは今春、村内の休耕地で栽培を始めた。村民の協力を得ながら月1~2回ほど村を訪れ、手入れをしてきた。