小塚恵理子気象予報士　蓮見直樹テレビ静岡アナウンサー 【　13日静岡の気温　】 静岡は最高気温27.5℃、6月下旬並みとなりました。13日は昼間より夕方の方が暑さを感じたかもしれません。 【　乳房雲　】　 午前11時頃の静岡市の空です。コブのように、ぽこぽこと下に丸くふくらんだ雲が見えました。牛の乳のように見えることから乳房雲と呼ばれています。大気が不安定な時に現れやすく、天気急変の目安となることもある雲です。上から水滴が落ちてこようとするのを弱い上昇気流がなんとか押しとどめて、今にも雨が降り出しそうな大気の状態が不安定な空を表す雲です。積乱雲からこういう雲を見た場合、急な雨や雷に繋がることもあるので、見かけた際は注意が必要です。乳房雲は夏から秋にかけて見える雲になるので、このような空が見えたら注意です。 【　雨雲レーダー　】　 この時間の雨雲レーダーを見ると浜松市天竜区や川根本町では活発な雨雲がかかり始めています。西部・中部の山間部では激しい雷雨となる可能性があるので注意が必要です。海沿いの地域でもこの後、弱い雨がパラっと降るかもしれません。午後9時くらいまでは天気の急変にご注意ください。 【　14日のポイント　】　 再び真夏日になりそうです。 【　14日の天気　】　 14日は朝の早い時間から晴れ間が広がります。午後になると大気の状態が不安定で、静岡や三島では雲の広がりやすい空に変わってきそうです。 【　雨の予想／発雷確率　】　 午後3時の雨の予想を見ると、昼過ぎから山間部では雨雲が湧きやすい空となります。雷の発生確率は14日も高い予想になっています。一旦雨雲が発生すると激しい雨や雷雨となるおそれがあります。山間部が中心ではありますが西部と中部に加えて東部も天気の急変に注意が必要です。 【　14日の気温　】　 14日の最高気温は浜松で29℃、30℃に達して初の真夏日になるかもしれません。静岡・三島・網代も今年一番の暑さです。13日があまり気温が上がらなかった分、急激な暑さになる可能性があるので、熱中症に十分な注意が必要です。 【　週間予報　】　 この先晴れるのは14日、さらに15日の午前中も日差しが届きそうです。その後、雲が広がり、16日は雨のマークが消えましたが、雨が降る可能性がありそうです。これまでの晴れから、天気の傾向は変わってくるので週末に梅雨入りの可能性はあります。前線がしっかり本州付近までかからず南の海上の所で曇りになったり、北上して雨になったりしている状況が続いていきそうです。天気予報はこまめに確認してください。梅雨入り前の貴重な晴れになるので有効に活用してください。