初監督作『アイズ・オン・ユー』が大成功のアナ・ケンドリック、過去に役をくれなかった映画製作者たちからも「連絡が来る」
高い評価を受けたアナ・ケンドリック監督デビュー作『アイズ・オン・ユー』。2023年9月にトロント国際映画祭で世界初上映され、Netflixが配信権を獲得。現在配信中だ。 【写真】『アイズ・オン・ユー』ロサンゼルスプレミア 同作は、かつて連続殺人鬼ロドニー・アルカラがリアリティ番組「ザ・デート・ゲーム」に出演した際の実話を基にした映画で、アナ・ケンドリックはそのゲームの参加者シェリル・ブラッドショーとして出演もしている。 監督としてデビュー作から成功を手にしたアナ・ケンドリックの生活に、ちょっとした変化が起きているという。それは、監督デビュー前より彼女にコンタクトを取る人が増えたということだ。本人が「Variety」誌に語った。 「本当に素晴らしいことですよね。最高なのはその中に、私が15年前にオーディションを受けてキャスティングしてくれなかったような映画製作者たちもいるんです…。一周して元に戻ってきたような感じがします」。 アナ・ケンドリックは、具体的にオーディションを受けた作品の名前や、不合格にした人物の名前は明かさなかった。15年前の2009年頃のアナ・ケンドリックといえば、2008年に『トワイライト~初恋~』で主人公ベラ(クリステン・スチュワート)のクラスメイトを演じ、2009年にその続編にも出演。同年『マイレージ、マイライフ』で演じたナタリー役でアカデミー助演女優賞に2010年にノミネートされ、女優として頭角を現した頃だった。
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