『メイ・ディセンバー ゆれる真実』©2023. May December 2022 Investors LLC, ALL Rights Reserved.

　ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアの共演作『May December（原題）』が、『メイ・ディセンバー ゆれる真実』の邦題で7月12日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開されることが決定した。 【写真】『メイ・ディセンバー ゆれる真実』ポスタービジュアル 　本作は、『エデンより彼方に』『キャロル』のトッド・ヘインズ監督が手がけた心理ドラマ。1990年代に実際に起きた、13歳の少年と36歳の女性のスキャンダル（メイ・ディセンバー事件）の真相を、様々な角度から見つめる。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、第81回ゴールデングローブ賞では、作品賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞の4部門にノミネート、第96回アカデミー賞では脚本賞にノミネートされた。 　全米に衝撃を与えた、実在の“メイ・ディセンバー事件”。当時36歳だった女性グレイシーは、アルバイト先で知り合った13歳の少年と情事におよび実刑となった。少年との子供を獄中で出産し、刑期を終えて2人は結婚。その後夫婦は平穏な日々を送っていたが、事件の映画化が決定し、女優のエリザベス（ナタリー・ポートマン）が、映画のモデルになったグレイシー（ジュリアン・ムーア）とジョー（チャールズ・メルトン）を訪ねる。彼らと行動を共にし、調査する中で見え隠れする、あの時の真相と、現在の秘められた感情。そこにある“歪み”はやがてエリザベスをも変えていく……。 　あわせて公開された予告編では、かつて全米のメディアを騒然とさせた一大スキャンダルの片鱗がつまびらかになる。それは、当時36歳の女性が13歳の少年と不倫の末、獄中で彼との子どもを出産、刑期後に結婚するというにわかには信じがたい衝撃のニュースだった――。そして、親子ほど年の離れたカップルを意味する“メイ・ディセンバー”の事件は、23年の時を経て映画化されることに。そこで、ひとりの映画女優エリザベスが、モデルになったグレイシーとジョーのもとに現れる。役作りのリサーチのために近づいたエリザベスだったが、次第にその“調査”はエスカレートしていく……。 　エリザベスをポートマン、グレイシーをムーアがそれぞれ演じるほか、幼くしてスキャンダルの当事者として世間から好奇の目にさらされ続けたジョーを、『バッドボーイズ フォー・ライフ』のチャールズ・メルトンが演じた。 　またポスタービジュアルには、犯罪者という印象を抱きづらい、可憐なフリルのトップスに身を包んだグレイシーと、それを演じる女優・エリザベスがぴったりと後ろに並び、何かを訴えるかのようにこちらにじっと視線を送る姿が。「実在のスキャンダル 当事者の心で追うか よそ者の目で追うか」のコピーが添えられている。