HKTとNGTが合同ライブ 重圧で涙した藤崎未夢さんを救ったのは…「大丈夫」のひとこと
演出家とのコミュニケーションの違い
NGT48キャプテンの藤崎さんも同じ思いで、「Boosty ファンまつり2024」が学びの多い機会だったと振り返ります。 2018年1月、ドラフト3期生として加入した藤崎さんは「ほかのグループの皆さんといっしょに活動した経験が本当に少しだけだったので、今回、両グループが隣のレーンでおしゃべり会をするのも懐かしい感じでしたし、ライブもすごく勉強になりました」と話します。 藤崎さんが鮮烈な印象を受けたことがありました。 その一つが、リハーサル中のコンサートの演出家とメンバーとのコミュニケーションの方法の違いです。 NGT48は自分たちのライブでは、一度リハーサルが終わった後に、メンバーで話し合ってから、その意見を演出家やスタッフに伝えることが多いそうです。「まず自分たちで考えてみようという感覚が強いかもしれません」 一方、HKT48はリハーサル中から「動線はこの方がメンバーが動きやすいので、こうしていいですか」などと豊永さんたちメンバーが演出家に意見をどんどん出して、その場で解決していく。藤崎さんは、リアルタイムでステージが出来上がっていくのを見ることができて、とても勉強になったそうです。 HKT48の豊永さんにそのことを尋ねると「NGT48のみなさんは、私たちのことを過大評価しすぎです、演出家の方が普段HKT48のライブを担当している方で、私たちが言いやすかったという事情もあるし」と恐縮します。 ただ、リハーサルでのコミュニケーションについては、先輩たちの伝統が受け継がれていると解説してくれました。 「(劇場支配人兼任として活躍した)指原莉乃さんや多くの先輩たちがリハーサルで、こうした方がメンバーは動きやすいなどとステージ上でスタッフの方と話しているのを見て、それが当たり前というか前に立つ者の仕事だと思うようになりました。後輩たちもその姿を見ているので、『ものが言いやすい』雰囲気が受け継がれているかもしれないです」