【専大戦力分析】創部100周年の節目でつかんだ本戦切符 勢いに乗る新井が中心、タフさ武器にシード獲得挑む
スポーツ報知では第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)の全21チームを連載で紹介する。第11回は2年ぶり72回目出場の専大。 * * * 昨年の箱根予選会は体調不良者が出たことなどが影響し、18位で涙をのんだ。今季は予選会7位通過を目標とし、一致団結して再出発。昨季まで真夏の時期は涼しい時間帯に練習していたが、あえて予選会スタート時刻の午前9時35分から練習するなど「暑さ対策」を重ね、タフさを磨いた。10月の予選会は全員が粘り強く走って2位通過。チーム2番手の新井は「やってきたことは間違いじゃなかった」と胸を張った。 今年は創部100周年の節目の年。11、12月に5000メートルと1万メートルで専大日本人記録を更新するなど勢いに乗る新井を柱に、予選会チームトップで個人3位だった留学生のマイナ、下級生の上山、具志堅らがチームを支える。タフさを武器に目標のシード権獲得に挑む。 ◆専大 1924年創部。箱根駅伝には34年に初出場し、総合10位。39年に往路&総合優勝を果たした。43年には復路優勝。出雲駅伝は96年の3位が最高、全日本大学駅伝は84年の2位が最高。長距離部員は44人。学生スタッフは12人。タスキの色は深緑とエンジ。練習拠点は神奈川・川崎市。主なOBはプロ野球・広島や米大リーグで活躍した黒田博樹氏、プロボクシング世界バンタム級元王者の山中慎介氏ら。
報知新聞社