「知事の実力差が歴然」沖縄県「連係ミス」で記録的大雨に災害救助法使えず…なぜか他県の知事のお株が上がる“謎現象”
11月9日未明から10日にかけて鹿児島県与論島や沖縄県本島を襲った記録的な大雨。沖縄県の東村では48時間降水量が637.5ミリに上り、過去最多となった。沖縄県では北部を中心に床上・床下浸水が100件以上確認され、道路の寸断、断水なども発生している。 【画像あり】娘と選挙に臨む馳浩 一刻も早い対応が求められるなか、沖縄県では応急救助費用などの一部を国や県が負担する「災害救助法」の適用が難しくなっているというのだ。一体、何が起きているのか。 「『災害救助法』は、都道府県知事が『多くの住民が被害を受けることが予想される』と判断した段階で適用可能です。しかし国との調整が不可欠で、今回はこの『国と県の調整』ができなかったようです。 玉城知事は記者団に『大雨が降り続いていた9日の午前4時40分頃と8時45分頃の2回、内閣府から県の担当課である生活安全安心課に災害救助法の適用について助言するための電話があった』と明らかにしました。 しかし担当課の職員が不在で、職員が詰めていた防災危機管理課などには内閣府からの電話がなかったそうです」(社会部記者) 県は雨が止み始めた11日、国に「災害救助法を適用できないか」と相談したものの、「すでに人命への危険はなく、災害後の全壊家屋数でも今のところ条件を満たさない」として、同法の適用が難しいと返答があったというのだ。 一方、鹿児島県は災害が発生する前に国に問い合わせたため、8日には同法が適用されている。沖縄県内の被災者にすれば、国からの費用支援が受けられないこの事態は県のミスにほかならないだろう。 「玉城知事は『連携ミス』を認めています。今後は市町村に財政支援をおこなうとしていますが、規模的には国に比べて小さくなることが予想されます」(同前) 一連の玉城知事のトラブルには怒りの声が上がるが、このトラブルで無関係のはずの石川県の馳浩知事の評価があがるという現象が起きている。 「1月1日の能登半島地震、9月21日の豪雨など災害に見舞われた石川県は、復興が遅々として進まないことで馳知事への批判が強まっていました。しかし、今回の沖縄県の対応と比較して『馳知事の方がよくやっているんじゃないか』という見方が広がったのだと思います」(石川県民) Xにも《石川県の馳知事は災害救助法の申請も怠らず、素早い対応をしたのに叩かれた》《石川、沖縄の知事の実力差が歴然》《百年に一度の豪雨に、まだ1期目途中の石川県知事はきちんと災害救助法適用申請を行っていました》《沖縄県知事の災害対応能力の塩っぱさで逆に石川県知事のお株が上がってる》など好意的なポストが寄せられていた。 知事には「県民の命を預かっている」という自覚を忘れないでもらいたい。