最大９連休の年末年始は、岩手県内では天気が大きく崩れることもなく、比較的穏やかな年越しとなった。 【２０２４年１２月２７日　お飾り市　宮古市】 七福神や宝船などを描いた宮古地区に伝わる縁起物「お飾り」は、安全や商売繁盛を願って家の中に飾られる。 ２０２４年末、宮古市では恒例の「お飾り市」が開かれ、訪れた人がそれぞれに、新年への思いを込めて買い求めていた。 買い物客 「（２０２４年は）正月から大変な年だったので（２０２５年は）何事もない穏やかな年になることを祈っている」 「（２０２５年も）やっぱり健康第一で、商売繁盛で」 【２０２４年１２月２９日　神子田朝市　盛岡市】 盛岡市民の台所・神子田朝市では、年末に正月用の飾りや食材が所狭しと並んだ。盛岡で今シーズン初の真冬日となったこの日も多くの人でにぎわった。 海産物を扱う店 「年末年始、豪華に過ごそうということで普段食べない高額品が売れる。この時期だけ用意している」 【２０２４年１２月３０日　おせち料理づくり　盛岡市】 一方、年末はこちらも大忙し。盛岡市の老舗料亭では、おせち料理づくりに追われていた。 ロブスターや焼きウニなどで彩られたおせちに今回は１７０の予約が入ったという。 料亭　駒龍　岩舘尚社長 「特にコロナ禍明けで家族が集まるタイミングがまた増えてきている。当店のおせち料理についてもボリュームの多いものから先に売れている」 【２０２５年１月１日　宮古うみねこ丸　初日の出クルーズ　宮古市】 そして迎えた２０２５年。 初日の出クルーズを行った「宮古うみねこ丸」には観光客など約８０人が乗船し、雲の上から太陽が顔を出すと、それぞれに思いを込めて手を合わせていた。 千葉からの乗船客 「初日の出自体が初めてだったのですごくきれいで感動した」 大阪からの乗船客 「良い年にしたい。頑張ります」 【２０２５年１月１日　盛岡八幡宮　初詣　盛岡市】 元日の盛岡八幡宮には雪がちらつく中、大勢の初詣客が訪れた。三が日の人出は２３万人に達した。 初詣客 「飛行機で旅行に行くことをお祈りした」 「健康で仕事も順調に進んで、お金も貯まると、なお良しですね」 【２０２５年１月２日　カワトクで初売り　盛岡市】 １月２日、盛岡市の百貨店カワトクではリニューアル後、初めてとなる初売りが行われにぎわった。人出は前年並みだったという。 買い物客 「神奈川から帰省して毎年楽しみに来ている。健康で健やかで皆さんが災害とか遭わずに平和に暮らせるといい」 【２０２５年１月４日　宮古市魚市場　初競り】 １月４日、宮古市の魚市場では初競りが行われた。サケなどの不漁が続く中、水産関係者は水揚げ量の回復を願っていた。 宮古漁業協同組合　山根秀幸組合長 「アワビやウニの増大、主力であるトロールの水揚げの増大。トラウトサーモンが主力になるように水揚げの増大を図りたい」 脱皮する姿になぞらえて変化の年などとも言われる巳年。 明るいニュースをたくさん伝えられる１年になりますように。