『103万円の壁』大幅引き上げめぐり「財源の裏付けのない話はいけない」自民・森山幹事長が国民民主をけん制 熊本
熊本放送
1月8日、熊本を訪れた自民党の森山裕(もりやま ひろし)幹事長は、いわゆる「103万円の壁」の大幅な引き上げを求める国民民主党をけん制しました。 【写真を見る】そもそも「年収103万円の壁」って?専門家解説によるモデルケース 「夫の年収500万円」の場合 自民党 森山裕幹事長「財源の裏付けのない話はしてはいけない」 年収が103万円を超えると所得税が生じる「103万円の壁」について、国民民主党は178万円への引き上げを主張しています。 これについて、自民党熊本県連の新春の集いに参加した森山幹事長は、この要求を実現すると7兆円から8兆円の財源が不足すると指摘。 2022年に当時のイギリスのトラス首相が減税策を打ち出しながら、財源の裏付けが乏しかったため通貨と国債、株式が同時に売られた「トラスショック」を引き合いに、「『トラスショック』みたいなことが起きればえらいことになる」と慎重な姿勢を示しました。
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