衆院選の秋田３区は自民・前職の御法川信英さんと国民・元職の村岡敏英さんの接戦となりました。 由利本荘市内の村岡さんの事務所に集まったのは選挙で落選したあとも支えてきた支持者たち。今度こそはと意気込みます。開票作業開始から２時間あまりついに歓喜の瞬間が訪れます。御法川さんを８千票差で破り小選挙区で初当選。７年ぶりの国政復帰を決めました。 村岡敏英氏：「２０年かかって小選挙区で皆さんから負託を受けました。本当にありがたいことだと思っています。皆さんの声を聞いてしっかりと政策を実現してまいりたい」 一方、御法川さんの陣営は。 御法川信英氏：「高いご期待をいただいていたのがこういう形になって申し訳ない気持ちでいっぱい。負けということについては私の責任以外の何ものでもないしっかりそこは噛みしめていきたい」 党の国会対策委員長代理を務め「いなければ国会が回らない」とも言われる御法川さんが国政の場に戻ることができるのか。選挙事務所で比例復活を待ちます。 日付が変わった午前１時半前。事務所に拍手の音が響きました。 御法川信英氏：「ということで皆さん遅くなってしまいましたが比例復活ということで引き続き国会で仕事をさせていただけることになりました。さらに精進して参りたいと思いますので今後ともよろしくお願いします」 一夜明け、小選挙区で勝利した村岡さんは由利本荘市の寺を訪れました。衆議院議員だった父・兼造（かねぞう）さんの墓です。 村岡敏英氏：「親父が亡くなる寸前まで心配していたのでやっと小選挙区で勝ちましたと。秋田の課題を解決することは日本の未来を変える道しるべになると思っているので地方が抱える課題を解決するために頑張っていきたい」