母が田舎に一人暮らししており、「月8万円」の年金でやりくりしているようです……「年間110万円」までなら支援してもいいでしょうか?
離れた親に支援するなら、扶養も検討を
離れた親に仕送りをしているのであれば、親を扶養に入れることを検討してみましょう。扶養に入れることで、税金を安くすることができます。 扶養に入れるというと、同居が必要であるように感じられるかもしれませんが、そうではありません。遠隔地に住む親も扶養に入れることが可能です。そのためには、扶養していることの証明として、定期的な仕送りが必要です。例えば、毎月生活費と病気の治療費として15万円ずつ仕送りをしているなどです。 なお、扶養に入れる場合、収入要件も問題となります。とはいえ、親が年金をもらっている65歳以上であれば、1月当たり8万円の年金をもらっていても所得は0円となるので、収入面も問題ありません。
まとめ
離れている親に仕送りをしている場合、年間110万円といわず、必要な範囲であれば「扶養の範囲内」として扱われ、仕送りには税金がかかりません。むしろ親を扶養に入れる場合は、自身の税金を安くすることができます。 とはいえ、親を扶養に入れることや税に関することは複雑です。心配であれば、一度内容に応じて、勤務先や自身の住所地を管轄する税務署へ相談するようにしてください。 執筆者:柘植輝 行政書士
ファイナンシャルフィールド編集部