ダイニングなし、広いリビングの間取りに。趣味や仕事がしやすい家ができた
自宅にダイニングが必要という常識、家づくりの際は改めて見直してみるのもありです。日刊住まいライターは、ダイニングをなくして広いリビングの間取りの家を4年前に工務店で建てました。余裕のあるスペースで音楽やヨガなどを楽しんでいます。食事はリビングのローテーブルとキッチンのカウンターで。間取りの使い勝手をレポートします。
念願の家の間取りは、あえて「LDKのDがないLK」
筆者は夫とふたり暮らし。4年ほど前に地元工務店で、延床面積35坪の2階建ての家を建てました。 以前から筆者夫婦は、食事するときもテレビを観るときもこたつ(通年、ローテーブルとして利用)で完結するタイプ。家づくりの話でも、「ダイニングはいらないよね。ダイニングがなければダイニングテーブルも買わずにすむし~」と、夫婦で意見が一致しました。 注文住宅だったので工務店も、「ダイニングを抜いたLKの間取りにしてください!」という妙なオーダーを、すんなり受け入れてくれました。結果、キッチン以外はすべてリビングという、リビングのスペースがとても広い間取りになりました。
食事はキッチンカウンターorリビングのローテーブルで
ダイニングがない間取りに、まったく不安がなかったわけではありません。ひょっとすると、不便に思うときが来るかもしれないと、対面式のキッチンにカウンターをつくりました。 カウンターさえあれば、朝食や軽い昼食をとるときに、ダイニングテーブルの代わりになると思ったのです。 また、リビングにも大きめの、こたつ機能つきのローテーブル(120×75cm)を購入。ミズナラの材でつくられたもので、フローリングの色との相性も抜群。リビングのインテリアとしても気に入っています。
リビングのあいたスペースで運動不足を解消!
ダイニングをつくらなかったことのメリットは、たくさんあります。まず大きかったのは、ダイニングセットの購入費用を抑えられたことです。そしてダイニングセットがないぶん、リビングが広くなりました。 リビングの広さは17畳! ダイニングをつくっていたら、この半分くらいしか取れなかったでしょう。実際、上の写真のように、壁掛けのテレビの前にローテーブルを置いても、窓側に余白のスペースがたっぷりとれています。 最近は、リモートワークが多く、運動不足気味。筆者は、この場所にヨガマットを敷いてヨガをしたり、YouTubeなどでエクササイズ動画を観ながら運動したり…。そんなことが日課になっています。 じつは、筆者は趣味で楽器を演奏します。この場所はギターや機材、キーボード、カホンなどさまざまな楽器を置く格好の場所にもなっています。 リビングが広くとれたことで、余白スペースがジムや音楽スタジオのような使い方ができるようになり、とても満足しています。 そのうえこの場所は、親愛なるペット君との、コミュニケーションの場にもなっています。